なんだか掴めないなぁ、と思う。どういう人間なのか、つまるところ「何に怒り、あるいは何に喜び、何を大切に想うのか」というところは分かりつつも、それ以外の多くの部分における行動規範というか、基準というかそういうものが掴めない。




 まぁ、人間は単純すぎると同時にあまりに複雑すぎる生きものだから、そうそう理解が深まるなんてことはないのだけれど、そうはいえどももう共に働いて一年は経つのだから、いい加減もう少しわかっても良いんじゃないかと思ったりもする。




 なんかよう分からないが、基本的に必要以上に頭が上がらないだけに、常に敬い従い続ける状態なわけだけれど、どうだろう。




 悪くないけれど、いささか不本意に思えるところも無くはない。思うだけで、だからといって何が変わるわけでもないのだけれど。




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 ちょっと夏バテなのか、ただ単にこの季節がやはりキライなだけなのか。今ひとつ色んなことが優れない(体調だとか、気分だとか、あるいは思考ルーティンだとか、もしくは思考そのものだとか)この頃なので、どうにもブログもユルユルと放置しがちですけれど。




 荒っぽい物欲は影を潜めて、むしろ強かに浮かぶ物欲だけが残って。欲しいものはもちろんたくさんあるんだけれど、いろいろ「まぁ、いいかなぁ」とか思ったりもして。




 ひとまず、そろそろ例のオリジナルてぬぐいが完成し、手元に届くことになるので、それを愉しみにかつ慌しくもなるのかもしれない。




 まぁ届いたらブログでも披露目させて頂いて、もしご興味いただければちょいとしたことも考えていたり、いなかったり。




 ところで。




 安藤裕子さんの『クロニクル』があまりに心地良くて、素晴らしくて、ずっと聴いているのですが、そのDVDを見ていて、ふと。




 「HAPPY」という曲のPVが入っているんですけれどね。こうちょっと、サーカス的な雰囲気が感じられて、個人的には好きなPVなんですけれど。そのPVの大切なセットの一部として、小屋っぽい扉みたいなんが出てくるんですよ、白い。




 「なんかどっかで見たことあるような、感じたことのあるような雰囲気なんだけれどなぁ……なんだっけ」とか思って、何度も繰り返し見ていて。そういやクレジット見てないなと思いクレジットを見るわけですよ。すると、なんとまぁ、驚きと共に納得。




 アレですよ、いわゆる美術担当っていうんですか、アートディレクションって言うんですか。それがENZOさんだということらしくて。名前見た瞬間に、あーそうですかぁ、と。




 ENZOさんってのはアレです。DIGAWELさんのお客さんであり、オフコマーシャルに出てたモデルさんであり、店内にある小屋(リムアートの展示に際して、メインになったもの)を製作した人だったんですね。あの白い小屋をマジマジと見ていたもんだから、そりゃ雰囲気が似てるはずだわ、と。白いし、小屋っぽい扉なんだから。




 ふーん、と思いつつもこういう遠い遠い繋がりも面白くて良いなぁと思ったり。世の中のいろんな事柄は、縁で円のように繋がっているのです。




 だからなんだって話もあるわけですが、安藤さん好きな方はちょっとその辺も見てみてくださいな。そして加えてDIGAWELさんに馴染みのある方は、またそういう視点でも見てみてくださいな、と。イイナァ。




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 黄色系のメロンを食べるも、やはり美味しさが理解できない。わざわざ高い対価を払ってまで食べようと思えない。なんだろうなぁ、メロンってどの辺が魅力なんだろう、難しい。メロンアイスとかお菓子なら好きなんだけれど。     arlequin