Ver.5 Music Box - これまで登場してきた歌姫- | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

過去と現在の洋楽シーンをチャートデータをもとに紹介するページ(週一更新予定)

Ver.5 Music Box - Diva特集-

Spirit/Leona Lewis
¥1,353
Amazon.co.jp


Leona Lewisブレイク記念。私がこれまで洋楽を聞いていた中で「これぞ歌姫」という人を紹介していきます。(あくまで私個人のセレクションです。。)


■ Judy Garland


歌姫ということで、最も古い所では私はこの曲を歌っているJudy Garlandが思い浮かびました。名曲「Somewhere Over The Rainbow」は映画『オズの魔法使い』から。ロックが登場する前の1939年の曲です。

Somewhere Over The Rainbow / Judy Garland


■ Dusty Springfield


Elvis Presleyの50年代、そしてBeatlesが登場する60年代とロック時代に入って、数多くの女性ボーカリストが登場してきますが、熱唱系ということではこの人を挙げたいと思います。Leona Lewisと同様にUKから登場してきた熱唱系ボーカリスト。66年に全米チャートで4位に入った大ヒット曲です。

You Don't Have To Say You Love Me / Dusy Springfield


■ Diana Ross


60年代、モータウンサウンドの流行の中心を担っていたSupremesですが、なんと言ってもその中心であったDiana Rossは最初の頃の歌姫だったと思います。彼女がソロとなって70年に初の全米1位に輝いた名曲です。

Ain't No Mountain High Enough / Diana Ross


■ Karen Carpenter ( Carpenters)


そして70年代ですが、CarpentersのKaren Carpentersは間違いなくこの時代の歌姫だったと思います。バカラックの名曲であるこの曲で70年代に全米1位を獲得して一躍スターとなりました。

Close To You / Carpenters


■ Roberta Frack


ちょうどLeona Lewisのアルバムでもこの曲のカバーが収録されていました。70年代の歌姫の一人Roberta Flackの代表曲ですが、感情をこめながら歌いあげるこの曲は72年に全米1位に輝いて、この年のGrammy賞も受賞しました。

The First Time Ever I Saw Your Face / Roberta Frack


■ Barbra Streisand


私はこれまで登場してきた女性ボーカルの中でも3本の指に間違いなく入るのがBarbra Streisandだと思ってます。声の張りとか伸び以上に、Barbraにしか歌えない独特のものがあります。Barbra自身が主演した映画「追憶」は73年に全米1位に輝き、この年の賞を総なめにしました。

The Way We Were / Barbra Streisand


■ Olivia Newton John


70年代にオーストラリアから登場してきたOlivia Newton Johnの歌声は熱唱でありながら、温かみのあるボーカルでした。彼女の曲はどの曲もフェイバリツなのですが、熱唱ということで78年に全米3位に輝いたこの曲を挙げておきます。

Hopelessly Devoted To You / Olivia Newton John


■ Bette Midler


70年代、実はJanis Joplinも挙げたかったのですが、ちょっとロック系ということで。そのJanis Joplinを演じた映画がBette Midler主演の「Rose」でした80年に全米3位に入っています。

The Rose / Bette Midler


■ Chaka Khan


70年代にはRufusとして、80年代にはソロとして活躍していた歌姫です。ラッパーのKanye Westがソロデビューしたときには彼女への敬愛を込めて、この曲をサンプリングしていました。85年に全米チャートで60位のヒットというのが信じられない名曲です。

Through The Fire / Chaka Khan


■ Whitney Houston


Leona Lewisを売り出したClive Davisが80年代に見つけた歌姫がWhitney Houstonでした。この曲で85年に全米1位に輝くと、大ヒットを連発していき80年代の歌姫の地位を築いていきます。私はちょうどこの頃が洋楽を聞き初めでしたが、その歌声にノックアウトを受けてしまいました。

Saving All My Love For You / Whitney Houston


■ Mariah Carey


90年代はDiva(歌姫)の時代とも言われ、数多くの素晴らしい女性ボーカリストが登場しましたが、その代表がMariah Careyでした。幅広い音域を操り、そしてパワフルなボーカル、加えて曲も書き美形ということで、全てを兼ね備えた女王の誕生でした。90年に初の全米1位に輝いています。

Vision Of Love / Mariah Carey


■ Celine Dion


カナダから登場してきた歌姫、Celine DionはMariah以上にパワフルな歌声で90年代に登場してきました。この曲によって93年に全米1位を獲得すると、映画「タイタニック」の主題歌を初め数多くの名曲を送り出して行きます。

Power Of Love / Celine Dion


■ Toni Braxton


Celine Dionと同じように力強い熱唱系でありながら、低音に力のあるコブシ系のボーカルを聞かせるのがToni Braxtonでした。90年代のヒットメイカーBabyfaceに見出されてデビューすると、96年にはこの曲が全米チャートで1位を11週記録するメガヒットとなりました。

Unbreak My Heart / Toni Braxton


■ Leann Rimes


Divaの時代に登場してきた天才少女。デビューするやいなやカントリーチャートを中心に大ヒットを記録していきますが、ポップス系ではDiane Warren作曲のこの曲で97年に全米チャートで最高2位のヒットを記録しました。1年以上もチャートの上位を記録するロングセラーで、今聞いてもその力強いボーカルと歌声には魅了されます。

How Do I Live / Leann Rimes


■ Sarah McLachlan


女性ボーカリストを集めてリリスフェアを開催したSarah McLachlanもこの時期の歌姫と呼ばれた一人でした。熱唱でありながら、母性をも感じさせるスケールの広いボーカルは何度聞いても感動させられます。この曲は98年に全米チャートで3位を記録した名曲です。

Adia / Sarah McLachlan


■ Beyonce


90年代末のポップスの流行を受けて、00年代はアップテンポの曲が多くなります。その中で登場してきたDestiny's Childはリズムを刻みながら歌いこなす独特のスタイルで登場していきます。やがてDestiny's Childの中で中心的な存在であったBeyonceがソロとして活動を始めていきますが、この曲は60年代のMotownムーブメントを舞台とした映画『Dreamgirls』から。Diana Rossばりの熱唱を見せています。2007年に61位のヒットでした。

Listen / Beyonce

■ Leona Lewis


そしてLeona Lewisの登場です。00年代はこういった熱唱系のアーチストが少なかっただけに、新しい風となるかもしれません。UKのオーディション番組から登場してきた歌姫ですが、これまでの歌姫の系譜を間違いなく受け継いでいく一人でしょう。


Bleeding Love / Leona Lewis


ということで急遽特集しました歌姫の系譜でした。