ダバオ市
近所のコンビニ、
ゴルバチョフの義理のイトコ、
「スミルノフ」46㌷(105円)、
冷えてマス(笑
イレブンでも冷えている、ビール、
チューハイ類売ってマスが、
イレブンは店内外飲酒禁止。
ソステ、
ココ秩序正しいダバオ市、
路上飲酒禁止、禁煙でもありマス。
(売られたタバコと同数の吸殻が、
路上へとポイされていますが)
このコンビニ、
店先ヘッポコテーブルあり、
「私有地」というコトで、
優雅にプーチンなスミルノフです。
その店先、
スクワッター(不法居住)ゾーンの女子、

先進国になった日本では、
もう見ないボンネットへ落書き。
スクワッターには約1,400人が住み、
そこを貫く2m幅コンクリ舗装は、
排水勾配もなく雨が降れば、
デコボコな路面にコンクリ浮島が現れ、
みなさん、すり減ったビーサンで、
トントンと渡り歩きます。
そのコンクリ路と、
そこへ魚の骨のように交わる、
狭い未舗装路、
そこは合わせて「Suok」と呼ばれ、
「Suok」とは路地という意味ですが、
スクワッターゾーンと、
同義語でも使われます。
そこへ「Dikit dikit」と呼ばれる、
ベニヤ板壁同士を隣家と共有する形で家々がくっ付き続いていきます。
電気は引けますが、
水道は公共事業のため引けず、
市やドイツの慈善団体が掘った井戸、
手押しポンプ式を共有し、
大きなタライに洗濯物や、
食器類を入れ井戸場へと。
行水もそこで行い、
小さな子どもは裸で洗いますが、
女性はシャツを着たまま、
その中をこするように洗います。
家の天井には、
ココナツの木をチェーンソーで粗切りした材木が、錆びて雨漏り跡の残るブリキ屋根を支えて見え、
夕方からのスコールでは、
雨粒が屋根を叩き会話もままならず、
足もとには排水路もなく行き場を塞がれた雨水が満ち始め、
濁った水はもう足首へと迫り、
雨漏りはその水圧で一本の水の紐となって落ち、しぶきを飛ばします。
ほどなく、
店の従業員に、女子は追い払われ、
ボンネットには、

家族と、家と、
Oh God ,
もう一本、飲みます。

