レスキュー・ミー | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

6:00


夕べのしつこいスコールもやっと止み、

デコボコの舗装は、

一面の水たまりに、

点々とコンクリ舗装の島々が浮いています。

 

 

 

よく聞く音がします、

 

そのよく聞く泣き声は、

輪唱するよう交互に、

「ミャォミャォ、ミャォミャォ」と止まず、

 

2匹が「お母さんお母さん、お母さん」と。

 

 

 

1匹がトコトコトコとやって来て、

 

 

 

少し遅れもう1匹も。

 

 

2匹の仕事は二つ、

「お母さんお母さん」と泣くことと、

そのお母さんのオッパイを飲むこと。

 

オシッコとウンチは仕事ではなく、

身体が勝手にやってくれます。

 

 

足元、


2匹は身体をこすりつけ、

つま先をチョロり、チョロりと舐め、

また「お母さんお母さん」と泣きます。

 

 

 

1匹が見上げ、

 

 

 

 

ゆっくり前足を伸ばして、

鉛筆の頭についている、

消ゴムみたいな小さな肉球で、

ズボンにそっとふれます。

 

 

ズボンに肉球がそっとふれ、

その瞬間、イチコロになっちゃう人、

けっこういるでしょう。

 

自身の手のひらを、

ショベルカーみたいにして、

チビのお腹をそっとすくいあげ、

家へと連れて帰らずにはいられない、

そんな優しい人が。

 

 

チビの仕事は、

「お母さん、お母さん」と泣き、

そのお母さんのオッパイを飲むこと、

 

そしてもうひとつ、

 

 

 

手のひらを優しく、

ショベルカーにさせること。