めっきり人出が減ったマーケット、
その二つあるうち、一つの建屋内で、
今もやっているカレンデリア(庶民の食堂)、
今、お客さんのほとんどは、
買い物客ではなく、
マーケット内で働く人たちです。
ずっしり重そうなタッパーを手に、
その中は、ぎゅっと押し込められたライス、
ここへ来て、オカズだけ一品頼み、
お昼ゴハン。
この「ライス持込み」は、
一般的なフィリピンスタイル。
そして、その日の予算か、気分で、
8オンス( 237ml )瓶入りのコーラ、
王冠のシール(密着)があまく、
栓抜きで開けて、
力なく「シュっ」と炭酸の音がします。
12ペソ(25円
ボク、店のお母さんにカウンター越し、
オカズ二品と、ライス一つを頼み、
テーブルへ、
ぉ、
飲食店では不適切な、
無許可睡眠 ((笑
キョーダイ、と呼ぶのか、
ふた子、と呼ぶのか、
おんなじ柄してます。
きっと、
お母さんも、おんなじでしょう。
不思議な気もしますが、
あたり前のこと、
このマーケットで生きていくのに、
ふさわしい柄になること。
ボク、
このまま、このイスに座る?、
そんな鬼のようなことはしませんよ。
ほかに、
イスはたくさん空いてます。


