7:15
全粒粉パンにバナナをはさんで、
モシャモシャ食べていると、
隣に住む大家さんの奥さん77歳、
ドアの前まで、
のっしのっしと水牛みたいにやって来て、
「娘のジェビーの誕生日だから来てね」、
ボク、椅子から立ち上がり、
「何時ですか?」、
奥さん「12時頃かなぁ」と。
12:20
水シャワー浴びて、
テキトーに遅れて行くと、
神父のお祈りの言葉が終わったとこで、
どうやら、
フィリピンらしからぬ、
「定刻スタート」でした ((笑
大家さんのお気に入りフィッシュ、
「オデコと瞳がカワイイ」そうですが、
ボクにはよくわかりません。
ぁっ、これペットです、
「アレ用」ではありません (キッパリ
では、誕生日パーティへと、
フィリピンですからコレは欠かせません。
大家さん、水牛のような奥さん、
二人の兄弟姉妹、親せき、教会の人たちなど、
元日の初詣を想わせる賑わい ((笑
先ずは、食べて、食べてということで、
それでは、
ボクも遠慮せずに、
とにかく、食べて、オシャベリ、
そして、また食べて、オシャベリ、
ボクへ「食べた?、コーラ飲んだ?」、
そう気をつかってくれ、何度も訊かれます。
ニホンジンと話す機会がない人たちは、
慣れない英語でボクへ話しかけ、
ボクも同じように慣れないビサヤ語で、
数語を発するだけでも、 喜ばれます。
教会の人たちのなかには、
明日のオカズを用意するのも大変な人もいて、
大家さんの娘たちは、
残ったオカズ、ご飯、お菓子などを、
白いレジ袋へ取分け、手渡します。
ここでは別に珍しくも何ともない、
普通なことですが、
ボクは出来るだけ、それを見ないよう、
顔を少し背けます。
なんとなく「見てはいけないこと」、
そんな風に思えてくるんです。
それは、ボクがまだまだ、
ここの暮らしに慣れていない証拠でしょう。







