17:00
トリルのマーケット、

夕方の買い出し。
肉、魚、野菜類は、
モールの食品売り場でも買えますが、
ここで買う人のほうが圧倒的に多いです。
途切れることなく流れて来るトライシクル、
そのわずかな車間を注意して縫い進み、

目指すは八百屋、
ではなく、
コンクリートのステップを三段下り、
この奥、

サリサリ・ストア、
ここでも一番売れるのは、
やっぱり、コーラの8オンス(237ml)瓶、
次にタバコのバラ売りでしょう。
ボクは、これを、
ここのは「冷えてる」んです (笑
小瓶 32ペソ
そのとなりは、
マンティーカ、と呼ばれる、
パーム椰子などから作られる食用油、
フィリピンで最も一般的なオイル、
このポリ袋で10ペソくらいでしょう。
壁には、

これは壁の「模様」だと思って下さい、
この店へ来る人の半数は、ここでタバコを買い、
ここで吸いますから (笑
いちおう、マーケット敷地内全面禁煙、
実はダバオ市は路上も全面禁煙、
公共施設、その他の屋根のある施設でも禁煙、
それを「守るか」は、また別の話ですが (笑
そんな店先に、
白地に紺色のチェック柄の帽子、
幼稚園児がかぶるようなあの帽子、
首元には細いゴムバンド、
かぶっているのは、小柄なおばあさん。
白髪が帽子からはみ出ていて、
血管が透けて見える手には、
ウィスキーをコーラで割ったグラス。
後から来た長身の若い男性が、
ビール小瓶を飲み始め、
おばあさんと話し、
面白かったようで、大声で笑いながら、
瓶を傾けます、
おばあさんもグラスをそっと傾けます。
ボクは彼らのビサヤ語が解らず、
ちょっと残念。
実はフィリピン、
女性がアルコールを飲むことには、
みょうに保守的で、
ボクはこういう店先で、
(バー、レストランは除く)、
女性が飲むの初めて見ました。
彼女たち、タバコも吸いますし、
入れ墨も割と(家庭による)普通に彫り、
ただ、アルコールだけは、
なにか「掟」でもあるかのように、
「外では飲めない」、
あんなにいろいろ(全て?)とテキトーなのに (笑
とは言え、
これでボクは、
「女性と一緒に飲める」わけです (笑
