トロピカルの戦い 1-2 | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”




     続きです


ホームセンターのカールズで買って来た断熱材を、

翌日まで、反対側へクルクルと丸め直し、

床へ置いてみると、丸まらなくなり、

それなりにクセがとれたようです。

イメージ 1























その断熱材を4メートルの長さに切り、

シャワー兼トイレの点検口(50センチ角)から、

屋根裏へと入れ、

イメージ 2




















キラキラのアルミフィルム面を上に、天井裏へ敷きます。

アルミフィルムは要らないのですが、

フィルム無しは、どこにも売ってなかったので、

これを使います。







フィリピンでは、このように天井に張っているのを見かけます、

イメージ 3




















ここはガイサノ(総合スーパー)モール沿い、

屋外のカレンデリア(庶民の食堂)、

例外なくアルミフィルムが下向きで、

断熱目的で、これは間違いです。



アルミフィルムは赤外線を反射する目的ですから、

魔法瓶の中がキラキラなのと同じ理由で、

太陽からの赤外線を反射させるならば、

フィルムは上向きになります。


みなさん「見た目と、明るさを」ということで、

フィルムを下向きにしているようです。





話を、ボクの借家の屋根へ、
イメージ 4





















この屋根の下には日本の住宅、店舗天井と同様な、

厚さ5ミリの不燃ボードが張られていて、


こういう感じの天井です、

イメージ 5






























※ 画像はお借りしました ※


こんなにキチンとしてませんが、

こういう感じの取付け方になっていて、

この上に、断熱材を敷くわけです。


日本でも夏場の太陽光熱量は1,000ワット/平米、

ここ北緯7度、1年365日が夏と真夏ですから、

屋根のきちんとした断熱は必須です。




軽天井(骨組み)も日本のモノに比べてヘッポコで、

足をかけられず、敷くのにも一苦労、

屋根裏の垂木(骨組み)を手がかりに、

片手での作業、指関節に垂木が食い込み、

前腕がパンパンにはり、汗が伝い落ちます。





4メートルを2本、8平米分を天井裏に敷き、

敷いてない部分と天井を触り比べると、

その差は明らか、

ですが、日本から持って来た棒状温度計でみると、

32.5℃ が 31.5℃になっただけ。


ネットで見ると、赤外線というのは、

空気中を飛んで来て「当たった物の表面」を熱するようで、

空気を直接熱するのではないようです。


本来は、屋根の下、10センチ程度すき間をとり、

断熱材を張るのが理想ではありますが、

借家ですから、そんな大作業はできません。

まぁ、そうはいっても実験は成功です (笑




今回、なぜフィリピンで、

こういう簡単で効果ある施工がなされないのか、

「新たなるナゾ」を、見つけてしまったようです (笑