続きです
ホームセンターのカールズで買って来た断熱材を、
翌日まで、反対側へクルクルと丸め直し、
床へ置いてみると、丸まらなくなり、
それなりにクセがとれたようです。

その断熱材を4メートルの長さに切り、
シャワー兼トイレの点検口(50センチ角)から、
屋根裏へと入れ、

キラキラのアルミフィルム面を上に、天井裏へ敷きます。
アルミフィルムは要らないのですが、
フィルム無しは、どこにも売ってなかったので、
これを使います。
フィリピンでは、このように天井に張っているのを見かけます、

ここはガイサノ(総合スーパー)モール沿い、
屋外のカレンデリア(庶民の食堂)、
例外なくアルミフィルムが下向きで、
断熱目的で、これは間違いです。
アルミフィルムは赤外線を反射する目的ですから、
魔法瓶の中がキラキラなのと同じ理由で、
太陽からの赤外線を反射させるならば、
フィルムは上向きになります。
みなさん「見た目と、明るさを」ということで、
フィルムを下向きにしているようです。
話を、ボクの借家の屋根へ、

この屋根の下には日本の住宅、店舗天井と同様な、
厚さ5ミリの不燃ボードが張られていて、
こういう感じの天井です、

※ 画像はお借りしました ※
こんなにキチンとしてませんが、
こういう感じの取付け方になっていて、
この上に、断熱材を敷くわけです。
日本でも夏場の太陽光熱量は1,000ワット/平米、
ここ北緯7度、1年365日が夏と真夏ですから、
屋根のきちんとした断熱は必須です。
軽天井(骨組み)も日本のモノに比べてヘッポコで、
足をかけられず、敷くのにも一苦労、
屋根裏の垂木(骨組み)を手がかりに、
片手での作業、指関節に垂木が食い込み、
前腕がパンパンにはり、汗が伝い落ちます。
4メートルを2本、8平米分を天井裏に敷き、
敷いてない部分と天井を触り比べると、
その差は明らか、
ですが、日本から持って来た棒状温度計でみると、
32.5℃ が 31.5℃になっただけ。
ネットで見ると、赤外線というのは、
空気中を飛んで来て「当たった物の表面」を熱するようで、
空気を直接熱するのではないようです。
本来は、屋根の下、10センチ程度すき間をとり、
断熱材を張るのが理想ではありますが、
借家ですから、そんな大作業はできません。
まぁ、そうはいっても実験は成功です (笑
今回、なぜフィリピンで、
こういう簡単で効果ある施工がなされないのか、
「新たなるナゾ」を、見つけてしまったようです (笑