フィリピンの紙幣は、
20、50、100、200、500、
そして、最高額の1,000 ペソ、
この中で一番汚れ、クシャクシャなのは20ペソ紙幣。
これは、
この20ペソ紙幣の使用頻度が、
一番多いということでもあります。
硬貨は、1、5、10ペソ、
これらを組み合わせて、
足し算、引き算が苦手な彼らは日々の買い物、
支払いをしています。
トリル
12:30
公共に対する意識が非常に高いことが、
痛いほど良く解る、ここ北緯7度、

交差する路地奥へトラックが入れず、
トリルのメイン、アグトンストリートの歩道を、
公共ということは「自分も使って良い」と解釈し、

公共には、(税金を払っていようが、いまいが)自分も含まれ、
フィリピン共和国の憲法にも保障され、
こうなるようです(笑

17:00
学校帰りの生徒たち、買い物客が行き交う、
アグトンストリート、

車道、歩道の両側を使った(占拠した)唐揚げ屋さん、
「公共」には、みんなが、
誰もが含まれていますから(笑
というより、ここまで堂々としていると、
なんか、アレですよねぇ~(笑
バーナーの青い炎が勢いよく、
アルミ大鍋底から外へと流れ、
油の泡が途切れることなく昇ってきます。
ここでは、ティナエと呼ばれる鶏の腸、
バティコロン(鶏の砂肝)をメインで揚げています。
ともに5ペソ。
作った唐揚げが5ペソなのか、
それとも、
お客さんが買う値段が5ペソなのか、
どうやって「落ち着いた値段」なのかは、
不明ですが、マーケット周辺だけではなく、
どこへ行っても5ペソです。
これで、商売の条件は決まりました、
「公共」の場所で、
お客さんの予算は5ペソ、
この二つを満たすために、
汗をかき、知恵を絞る、
どうやって、
お客さんのポケットの底、
糸クズと一緒にある、5ペソ銅貨出させるのか?
そういうことです。
