24日 21:30

トリルのサント・ロサリオ教会、
この日最後のクリスマスミサ。
2,000人、それ以上入れそうな大きな講堂は、
フィリピンへ来て以来、
ボクが訪れた一番大きい柱の無い建造物です。

伴奏なしの合唱、

なにかコーラス自体が伴奏のような、
美しい歌声に、歌声が重なり合い講堂を満たします。
そのコーラスに応えるように、ミサ参加者も歌います。

パソコン経由でスクリーンに歌詞が映しだされますが、
ほとんどの人は、すでに暗記していて、そらで歌っています。
どうやって建てたのかと見上げるほどの天井に、

ヘリコプターのローターを思わせるような天井扇が二台、
直径7メートルはありそうな羽根が、
講堂内の空気をほど良く流してくれます。

静かに回り続ける、無機質なローター、
その美しい回転羽根の下、
二千年以上受け継がれているセレモニーも、
続いています。