16:30
ウォーキングをしていると、
どこかで、誰かしらのアレしているんですょ

この日は、
1歳になったハナ・ジーンの誕生日と、洗礼が済んだお祝い、
ようするに、軍団の生命、「パーティ」(笑)
軍団の脳を支配するカラオケマシーンが、
やはり、支配するにふさわしい場所に置かれ、
コンパネにお下劣ペイントで外装された縦型の機械、
子供でも、十分わかりやすい丸ボタン、
必要なのはコード入力用の0~9までと、エンターのみ(笑)
さっそく、若い兄ちゃんが一つのグラスで回し飲みする、
「タガイ・タガイ」で、ボクへグラスを回します。
冷えがあまい、または常温のビールへ、
細長いポリ袋で作った氷を、コンクリート壁で割り、
ぽちゃんと、落としてくれます。
その手をいつ洗ったのか?
そーゆー細かいことは、
見なかったことにして、グラスを傾けます(笑)
スピーカーのコーン紙が破けるほどのエネルギー、
空気を振動させているというより、
音の液体の中にいて、
一人一人の間がその液体で満たされ、
誰かが動くと、動きまで伝わってきそう。
男女、子供大人関係なくコードナンバーを乱暴に押し、
マイクが手から手へと渡され、
上手いかどうか、
お義理でマシーンが告げる点数、
そんなことは、もう誰も気にせず、
ビールの王冠が開けられ、回し飲みが続くように、
誰かが歌い続けている、
そう、続いていることが大切で、
その他は、完全に締め出されています。
陽は落ち、
マシーンのブラウン管画面、
フィリップスの蛍光管電球、
若い兄ちゃんたちが、くゆらすタバコの小さな灯り、
日本で発明された機械が、
ここだけを外から切り離し、
不思議な秩序さえ感じられます。
ボクは「これって、いつまで続くの?」と、
もし、そう聞いたならば、
軍団は、ニヤッとして、
「そりゃぁ、終わるまでダヨ」(笑)