「遅いんだよなぁ~、分っかんないのかなぁ~」
片側二車線のマッカーサーハイウェイ、
ジプニーは乗合バス、乗りたい所で乗り、降りたい所で降りる、
お気軽な半面、お客さんの乗降合図がいつも直前で、
ドライバーのフルブレーキングに足をふんばります(笑
ハイウェイに交差する舗装路や、細い路地を、
ビーチサンダルでペタペタやって来るお客さんを、
拾っては、落とし、また拾う繰り返し。
「乗合」ですが、多くのフィリピン人は、
「乗ります」の合図をしないんです。
これがハイウェイ反対車線に立ち、
乗るのか、乗らないのか、はっきりしない人のために、
停まってからホーンを鳴らすドライバーが多く、
立っている人は「知らんぷり」なんてことも普通で、
片側二車線あって、たったあれだけの交通量でも、
渋滞する理由の一つ(悲
ターゲットを見つけ、
ホーンが聞こえる距離に入ったらホーンを鳴らし、
人差し指でターゲットをポイントし、
そのまま、その手で、日本人がやる「おいで、おいで」の仕草、
この仕草は命令調で「おい、乗れ!」くらいの強気が効きます。
これには皆、反応を示し、乗らなければ首を振り、
うなずくか、手を上げれば、ピックアップ。
そう、停まってからのホーンでは、遅すぎなんです。
乗降の停車可能区間(場所によって乗降禁止区間あり)が、
30m 程ならば、出来る限りその前方に停め、
まん中辺りには停めては、他のジプニーが前に割込み、
自身の再発進をブロックされ、時間のムダになるばかりか、
そのジプニーに先に走られて、お客さんを拾われてしまいます。
時とともに、お客さんはハイウェイへジプニーを拾いに、
次々とやって来て、次のお客さんもありますが、
やはり、その1ラウンドの確率は下がります。
トリルからダバオ・ダウンタウンまで17㌔、
そこへ100を越える大小の交差点、
不要な停車なく、どんどん拾って、どんどん落とし、
「確率を上げる」ことは、数往復すれば、
違いは実感出来るでしょう。
ようするに、
オカズの数が変わってくるんです(笑