ナショナル・ジオグラフィックからオファーがありそうなほど、
貴重な写真なんです。

二頭の新種の類人猿、
ではなく、「ムシ歯のない兄妹がフィリピンで!」
ボクは2年ほどフィリピンにいますが、お初です。
治療費が無く、ムシ歯のままか、抜けた歯のまま、
みなさん、そのどちらか。
子供から大人まで、歯ミガキしたとしても、
「しないも同然」の人が多く、
軍団の大好物のスナック菓子、
5ペソで売り歩かれている、お気軽お菓子類、
そこへ、ヘッポコアイスクリーム、
追い打ちをかける、コーラ、
低価格のローカル・ソフトドリンク類、
乳幼児にスナック菓子与える母親、父親、兄妹たち、
「チップスは美味しいダネ~」、見た目には幸せそう。
日本で、40年ほど前にファストフード店が、
小さな子供向けに配り始めたオモチャ類、
ターゲット(対象)は3~5歳。
一般に「6歳までに憶え(学習し)た味は、一生忘れない」
ターゲットの子供たちが大人になり、
「なじみの味」へ、自分たちの子供を連れて。
企業側はどの時間帯にCMを流せば、
なじみの味を思い出しやすいか、
脳の中の、その「スイッチ」をオン出来るか、
当然、知っているでしょう。
グリーンベルト沿いで、
サリサリストアを2軒経営するエディ(男性34歳)は、
「この仕事始めて、いかにフィリピン人が、
ソフトドリンク好きか、よく分かったヨ」と。
好き、というより、「もう脳が欲するのを止められない」、
そして、他のジャンクフーズの記憶も、
ロープのように、縒(よ)り合わされ、きつく結びつき、
その食べ続け方は、
水槽の中、窒息しそうな金魚が、
口をパクパクして空気を求めるようで、痛々しいほど。
先進国では、貧困層ほどこういった傾向があるようですが、
ここフィリピンでは、貧富の差に関係無く、
みなが一様に、小さな子供からお年寄りまで、
止められない、そんな風に見えます。
もしかしたら、
ボクには「そう見えてしまう」だけなのかも。