アルファベットでサイズを表すなんて、
いったい誰が思いついたんでしょう。
そして、そのアルファベット順ひとつ、
前か後ろかでは大きな違いがでる、
「でる」と思い込んでしまうのが、
「オッパイ」(笑)
「あれ、" F"かなぁ?」と友人、
友人が言い終わる前に、彼と同じところを見ます、
そして「ぉぉ~っ」と、声にならないほどの小声で(笑)
さらに二人で「主張してるよねぇ~」と、
もちろん小声、
いや、ため息まじりかも(笑)
そこで、目を向けないでいられる男性などいるのでしょうか?
そんなことをしたら、女性に失礼ではないか、と(笑)
14:00 トリル
ハイウェイ沿いのセブンイレブン前、
スカイブルーの古いジプニーに乗り込み、
天井のステンレスバーに掴まりながら、
ベンチシートに座り、麦わら帽子をとります。
座った瞬間に「ヤバい、日なた側に座っちゃったょ」と、
反対側へ移ろうと思ったら、
日焼けした若いお母さんが赤ちゃんを抱いています。
彼女の足元には白いレジ袋が二つ、
「まっ、いいか」と、そのまま座り続けることに。
赤ちゃんは、うとうとしていたところ、
急にグズり始め、小さな足をばたばたさせ、
お母さんは「はいはい、わかりましたよ」と、
パステルピンクのシャツの片方をたくし上げ、
赤ちゃんにオッパイを与えます。
ピンクのシャツには大きな「キティ」のプリント、
キティの丸い顔の下までシャツはたくし上げられ、
赤ちゃんはオッパイを口に、安心して、
もう、すやすやしているようです。
うちのお隣の番犬ラッシー、
今月初め7匹の赤ちゃんを産み、
7匹は「ワンワン」ではなく、
なにか昆虫のように「チィチィ」と鳴きながら、
「お母さん、お母さん」と呼び、オッパイへ群がります。
前方へ目をやる、若いお母さんの髪が風に流れ、
背後のコンクリート舗装路が眩しく、
彼女の日焼けした顔、キティ、赤ちゃん、
「あぁ、オッパイって、このためにあるんだなぁ」