トリルのマーケット沿いのハードウェアショップへ、
水道管パイプ(日本のSGP)を、
指定寸法で両端ネジ切り加工してもらいます。

1インチ(25A)、まずは275mm を12本、
最初、ボクが「275mm」をスケールで、
「ここだからネっ」と念押しし、
従業員の兄ちゃんは親指立てて「OK、OK」と。
彼は、ジャンジャン目印を鉄ノコでキズをつけて行き、
ボクが数えると、14本目を鉄ノコで線引きし、
「ノーノー、12本でいいんですょ~」と作業ストップ。
大丈夫かなぁ~。
一応、他よりは信用できる太った店の娘に頼み、
1時間半後、

一応、出来てます。
長さ、バラツキありますが、ネジ山で調整出来るかなぁ、
と持ち帰り組み立て、

組み立ててみると、
ネジ山1.5周程度しか入っていきません(涙)
普通は4~5周入ります。

あ~ぁ、これはけっこうひどいモノですが、
ムシれたり、潰れたりして、
ネジ山がきちんと切れてなく、
継ぎ手の雌ネジに合わないのです(涙)
仕方ない、

パイプ側の雄ネジを修正、
ノコギリの刃を整える、目立てヤスリで、

パイプのネジの「山」を雌ネジに入るように、
削るわけですが、全部で17本、
両端ならば34カ所!、中止、中止(笑)
翌日、
近所のサリサリストア経営のエディ(男性30代)が、
付き添いを申し出てくれ一緒に、
パイプネジ山修正をお願いしに行きます。
エディがカウンター越しに事情を説明し、
お店の息子
「1.5山入れば、あとはパイプレンチで廻すんだよ、パイプレンチ持ってる?」
ボクが思った通りの応えで、
「ダメだなこりゃ」とココロの中で(涙)
ヒマな客が、
「テフロン(シールテープ)巻いてレンチで締めればダイジョーブダヨ」
そういう問題じゃあないんですがね~(笑)
ボクは配管材料全般販売と、自身でも数百本ネジ切り経験あり、
これはネジ切り機の切り刃か、その調整不良、
あるいはパイプ材質の問題と判ります。
ですが、ここではそういうことは一切カンケーなく、
何にもまして、お店側の「全く取り合う必要ナシ」、
「メンドーくせぇな~」という態度に、ため息。
そんなことを気にせずエディは、
気さくに息子に話しかけ、
「何か良い方法は無いかなぁ」と。
さすが、フィリピンでサリサリストア5年経験しているだけあり、
粘り強く、諦めず、何より、それを顔に出しません。
ボクが見習うべき点です(苦笑)
息子が「スケジュール20継ぎ手はどうかな?」
スケジュール20、とは圧力の数値で、
ボクが最初に買ったのは40で、一般的な継ぎ手。
それを厚みの薄いモノにしてみては?ということです。
見た目、ちょっと華奢な感じですが、
つないでみると、前のモノよりは入(廻)っていき、
今回は配管に使うのではないので、これで試します。
帰り道、
エディのホンダ・ヘッポコXRMのリアシートで、
ボク「ああいう時、よくガマン出来るねぇ」
エディ「目的は問題解決だからネぇ、怒っても何も解決しないでしょう?」
ボク、おっしゃる通りです、とココロの中で(苦笑)
エディはバイク運転中もオシャベリ大好き、
後ろを振り返り話しかけてきます、
「前見て、前を!」と言いたくなるくらい(笑)
パイプと継ぎ手を二人の間に挟んで座り、
彼が振り返る度に、その肩においたボクの手が、
彼の硬いあご髭に触れ、ちょっと変な感じ、
彼の奥さんは、こんな時どう思っているのかなぁ(笑)
玄関先で、

とはいえ、やはりネジ山修正しながらの組み立て、
かなりの苦戦しつつ、

板を渡して、

メタル系の棚がなんとか、出来ました。
無印良品へ製品提案してみます(笑)