静かなウタゲ、最後のウタゲ。 | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

夏はやっぱりコレ。 

365日、夏ですが(笑

ライオンとタイガーという、ヤケクソ的なブランド名はボク好み。
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壁にとまっているヤツではなく、

飛んでいるヤツを、
両手で「パシッ」と仕留めると、

小さくガッツポーズ(笑



蚊はたくさんいます(涙

仮に、1日2回刺されれたとすりと、

年間700回以上ですから、
切実なんです(涙

ボクは周りの人たちよりも刺される気がします。

キッコーマンの香、
でもするのでしょうか(笑



箱には、
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「 OSAKA & WAKAYAMA 、
 JAPAN  」

多分、日本とは縁もゆかりもないと思いますが(笑)

10巻入/ 箱 15㌷

バラ1巻  2㌷





19:00

サンミゲルビールの小瓶が冷えているサリサリストア、

上半身ハダカ、日焼けして太った店のお父さんが、王冠を開けてくれます。

歯ではなく、栓抜きで(笑


夜風が蚊を押し流し、
今日はツイてるなぁ、と思った瞬間、

停電。


尖った三日月は薄雲に隠れ、

目が慣れるのにしばらくかかり、

ほっそりした女性が赤ちゃんを左腕に、

一段高くなった歩道を近ずいて来ます。


サリサリのお父さんは暗いお店の中で、

慌てる風もなく、
マッチでロウソクに火を点けます。



ほっそりした女性はサリサリのカウンターへ、

ロウソクの揺れる黄色い灯りには、
若いお母さんと赤ちゃん。

選挙のキャンペーンでもらった白いシャツは、

手洗いを繰り返され、
もう候補者が分からず、

足元のビーチサンダルは左右違います。



若いお母さんは、
お店のお父さんへ何か伝え、

お父さんが訊き返すと、
彼女は人差し指を立て、

お父さんは彼女へ蚊取り線香を1巻渡します。

彼女は左腕に抱いた赤ちゃんの顔に、

自身の顔をうずめるように、
「チュっ」とわずかに聞こえ、

赤ちゃんは柔らかそうな手をグーパー、グーパーと。

彼女はポケットから1㌷硬貨2枚を出し、

お父さんへ渡して、帰って行きます。





若いお母さん、赤ちゃんの耳元へひそひそ話し、

その後ろ姿、シルエットはひとつです。



ボクは、これからダバオへ向かいます。