夏の暑い日の、何気ないおしゃべりでした。
ボクが30代で営業マン、交通費精算している時、
会社経理の山本部長、
「セミは土の中に7年間もいて、出てきらたった7日で死んじゃうんだもんなぁ」
ボク「もし、人間のピークが30代なら、それから80代までの下り坂、
セミのピークが最期にくるなら、その方がいいかもしれませんよ」
と、屁理屈番長でもありました(笑)
水曜日マーケットの人出はいつもの五割増し、
肉(ブタ、ニワトリ)、魚の売り切れが多く、
チャーミングな妻が買えたのは、レバーちょっぴり。
レバーのお釣りの50ペソ紙幣

↑ ポストイットのように剥がせる糊で貼られた紙
ボクが買ったマンゴーMサイズ2個のお釣り、20ペソ紙幣

↑ 「20」の「2」のところにホッチキス、
共に2日前の選挙の前夜、または当日早朝に、
バランガイの選挙リーダーから手渡された紙幣。
50ペソ紙幣の「FOR VICE MAYOR / 副市(町)長に」
その上には候補者の名前(怖いから隠します)
20ペソ紙幣には、ホッチキス留めで候補者の名前(既に剥がされ)
選挙前にリーダーから配られた記入例 (昨日拾ったモノ/ A4サイズ上部)

以前うちで働いていたマーク(仮名/男性30代)に、
妻が「いくら貰ったの?」
マーク「480ペソ、毎週選挙やってもらいたいよぉ~」
彼は材木屋の荷運びで日当250ペソ。
親せきの女性20代、学生、「800ペソ、新しい携帯買おうかなぁ」
大統領、副大統領、議員、知事、他、
と候補者ごとに渡される額が違います。
お金の出所は「スポンサー」と呼ばれる巨大企業やテレビ局。
今回、うちの町長選挙は他候補者が無く300ペソ、
隣町は複数候補者があり、2,000ペソ。
労働者日当300ペソほど。
そういった事情からマーケットで、
「普段お腹いっぱい食べられないモノ」ほど先に売り切れます。
13日現在、投票率95%。
昨日、妻が20キロ離れた隣町へ、
ピザ(売ってます)の材料を買いに行くジプニー車内では、
みんなが普通にその金額について話しています。
そうです、秘密でも何でもなく、普通の事。
子供は4、5歳で言葉を普通に使いこなし、
両親、祖父母、兄妹、近所のおばさん、おじさん、などの中で、
状況により、意識、無意識に言葉を使い分ける事があります。
これは非常に複雑で、時に微妙な加減が必要、
大人でも使い分けが難しい時があります。
子供たちは、見て、聞いて、そして理解しています。
選挙の一部始終を、両親、祖父母、
近所のおばさん、おじさんが何をしているのかを。
自身が大人になった時を、そこに重ね見る子がいるかもしれません。
ふと、思いつくのは、
子供は自分のピークを無意識に、
子供時代に持ってこようとするのでは、と。