いそうでいない、トカゲ 、体長80㌢

トロピカルは昆虫だらけ、爬虫類だらけ、と期待してましたが、
現地人が食べ尽くしたようです
(1/3ホント)
日本の夏、秋の方が多いです。
鳥にも見られる、目の前後に黒線と、
獲物を確実に見極めるハンターの黒いレンズ。
ボクは爬虫類も好きです。
義姉のアンの旦那はバンカーボート乗り、
ボクは「キャプテン」と呼びます。
36歳、9人兄妹の3番目。
元々はボホール島内陸出身ですが、
27年前に家族で、
お母さんの親せきを頼って、漁師の仕事をするため、
船で約15分の島へ移住、そこは今も電気がきてません。
午後6時から11時まで、島内の発電機が回ります。
長男のジョージは移住に反対、仕事を求めマニラへ。
その後の20年前、ジョージの結婚式があり、
キャプテンはジョージを訪ねマニラへ行った、ただ1人です。
島には電気が無く、当然電話もなしで、
遅配、不届き、が多い手紙だけが互いの連絡手段、
緊急時の電報はボホール島留まり。
結婚式訪問後、幾度かは手紙のやりとりがありましたが、
ジョージの転職や引越しで行方不明に。
今年1月
セブ島に住むキャプテンの妹エンジェラが、
友達から Facebook で、
「この人、あなたと同じ苗字だけど?」
Oh , Bingo !
ありがとう、
マーク・ザッカーバーグ!
1/29、30この町のフィエスタ(お祭り)もあり、
キャプテン、お父さん、ジョージ、妹のエンジェラとうちへ。
弟のジョバンニ(24歳)とは初対面、
互いにニコニコし握手、腕相撲のようにがっちりと。
27年間をマニラで暮らしたジョージ。
母語のビサヤ語を聴くことは出来ても、話せなくなってしまい、
彼のタガログ語を家族が聴き、ビサヤ語で返します。
最初はちょっとぎこちないものの、やはり家族、
微笑み、大笑いしながらの話は尽きません。
強い日差しがゆっくりと西へと動き、
木陰もゆっくりと伸びて、家族がその形に沿います。
サンミゲル・ビール大瓶の王冠が次々に開けられ、
タバコの細い煙がゆっくり昇っていきます。
27年、という時間は終わりです。