いつものパン焼マダムも今日は休み。
通りのパン屋で、
焼きたてのフランシス 5ペソを10個
お店の隣に、子ヤギ2匹。
今日は大好きなお母さんがいません。
どこ行っちゃったんだろう?

小学3年生の頃、
いとこの女の子に好きな子がいまして。
山形県最上郡、母の実家へ夏休み中、兄とボクが預けられたのです。
今から40年前、
風呂は薪で沸かしてましたね。
2歳年上の彼女は、ボクより頭一つ大きく野生児そのもの。
ボクもそれなりに野生児でしたが。
ボクが育った埼玉県でお店(駄菓子屋など)に入る時は無言。
山形県の田舎では「はいっと~」と言うんです。
これが、なかなか困りモノで、
情けないですが、この掛け声が恥ずかしくって出せないんです。
その、いとこの女の子と駄菓子屋へファンタグレープを買いに行き、
無言でお店に入った途端、彼女はボクへ向き直り
「なんで、黙ってお店へ入るの?、はいっと~って言わなかっただろ」
と、店先で小競り合い。
ファンタグレープは飲めましたが、悔しいブドウの味。
埼玉県から 4,000km 離れた赤道付近、
ここでもお店だけでなく、家への訪問は
「 Ayo / アヨー 」と声掛けします。
パン屋、雑貨屋、炭の小売のお父さんへも。
これまた、ちょっぴりこっ恥ずかしい、訳なんです。
最初は中間をとって(?)、
「 Maayong Buntag /おはよう」
で、ごまかしてましたが、
ほとんど挨拶しない軍団内では、
かえって目立ってしまい、ヒマな子供たちが寄って来てニヤニヤ。
妻「じゃあ、私が一緒に行ってあげるダカラ」
と、入り口のオンボロドアから片目だけ覗かせてます。
なんたる醜態と、日本代表として怒りの「 Ayo~!」
雑貨屋の太ったお母さん、
「 Unsa Man ? /何ですか?」
何買うか忘れました((ぷっ