セブ島タリサイ市、滞在させてもらっている家の前

隣のスクワッター(不法住居)ゾーンの子供たちが
ビーチサンダルを投げて空き缶を倒して、オニが追いかける
日本の「缶蹴り」に似た遊びをしています。

写真中央のエメラルド色のシャツの女の子、
クリスタル、4歳がルールを理解できるようになり加わりますが、
なかなか上手くいきません。
クリスタルは、「他の子がズルした」と言い出し、
主張を通そうと大声で泣き出します。
ですが、誰も気にせずに遊び続け、
クリスタルは泣き続けます。
徹底的に泣き続けます。
クリスタルは、どこかが痛い訳でも、悲しい訳でもなく、
コトバで言い表せない気持ちを泣き声で表しているようです。
これは、このスクワッターゾーンではよくあり、
11歳の賢いケビン、10歳のおとなしいアブライ、も
徹底的に泣き続けてました。
ボクは「彼らの歳でそんなことを?」と。
泣き疲れ、もしかしたら、十分に泣いて満足し
何事も無かったように遊びに戻る子供たち。
ついさっきまで、泣いていたのを忘れて、
ではなく、
泣いていたこと自体が最初から記憶されてないのでは?
ボクは泣くことを「恥ずかしいこと」と思っていましたが、
今は少し違っているような気がします。
また、クリスタルの泣き声が聞こえてきました。