曇り時々晴れ、気温推定30℃、台風からの風でしょうか、西風が強く
たくさんのトンボ(赤トンボ似)が一瞬、前進出来ずホバリングになります。
1日一回はスコールがあり、


低い所へと水が集まりプールに。
(ジプニー車内からの写真)
ここは海まで4~500m、
路面の勾配がとれていれば、
いくら雨が降っても水は溜まりません。
勾配をきちんと施工するのは、土木技術なのでしょうね。
うちの隣のスクワッター(不法居住)ゾーンもプールになります。
まあ、軍団は慣れてますから、そのまま暮らしてますが。
エンガチョな海で軽く泳いで、スクワッターゾーンの
細い路地を通って戻る途中。
ゾーンのお母さん(60代)が
トライシカッド(自転車タクシーみたいなモノ)で帰宅です。
トライシカッドの運転手が白い飼料袋を
コンクリート舗装へ下ろして、元来た道を走り去ります。
その場には、お母さん、マイケル(17歳)、
口笛上手なおじいさん、ボク、の4人。
毎朝聞こえる、熱帯鳥の「ピーヒョロー、ピーヒョロー」が
このおじいさんの口笛だと知ったのは、最近です。
白い飼料袋には豚の絵が描いてあり、半分ほど入っています。
お米、25kgでしょう。
ボクは、「マイケル、持ってあげてよ」と。
マイケル「OKダッペ!」と即答します。
マイケル持てませ~~ん。
ボクは「重くないだろぉ~」とは言わずに、選手交代します。
確かに、半分入りで米粒がじっとしてなく、持ちづらいです。
そんなことは顔に出さずに、涼しい顔を装い
「 Let's Go ! 」
お母さんの家はゾーンを30m 入った間口だけの家です。
毎日通ってますから、分かりますが、
中へ入るのは初めてです。
先に入ったお母さんは「入って入って」と言いながら手招きします。
日本語の「おじゃまします」は、
こうゆう時便利だなぁ~、と思いつつ「おじゃまします」
間口70センチくらい、入口壁際にガス台があり、
リノリウムを敷いた床はうっすら水が溜まってます。
そこを3m 進み、正面には40インチの液晶テレビが、
室内を更に明るく照らしています。
このエリアは独立した、小屋ではなく、
継ぎ足し(増築)継ぎ足しで横へ拡がり、
海ギリギリまで互いにくっ付いた、両側壁を共有する家々が並びます。
お母さん「ありがとう、ここへ下ろしてね」と。
壁沿いのコンパネ自作の長椅子を指し、ボクはそこへ下ろします。
長椅子は不安なほどしなりますが、
お母さん「OKヨぉ~」と軽いノリ。
2畳くらいのスペースの壁を生活用品が埋め尽くします。
寝るのは、垂直の梯子を上って2階です。
ボク「ワライサパヤン/どういたしまして」と振り向くと、
黒いシャモが壁から突き出た棒に留まってます。
びっくりです。
お米を左肩に担いでいて、気がつきませんでした。
雨が降りそうなので、しまったのでしょう。
いろいろな暮らしがありますね。