中学2年生、青春真っ盛りのSちゃん。

部活はボート部、勉強もピアノも、学校の役員も、

たくさんやることがあって忙しそうですが、毎日生き生き

と過ごしています。

学校生活もとっても楽しいのだと(^^♪。

先日は学校の合唱祭で伴奏者を務めました。

とっても頑張り屋さん。えらいなあといつも思います。

 

なんたって、中学生になってもピアノを諦めない。

そこが一番偉い!なんと尊いことでしょう。

小さなころから積み上げてきたものを、大切にして

いますね。せっかく身に付いたことですから、あまり

練習できなくても通うことが大事です。

趣味でピアノを習う子は特にそうですね。

辞めてしまうと、忘れてしまうから…。

完全に忘れるわけではないけれど、細くとも長く

続けることが一番良いと思います。

 

さて。

私の使う教材の中で、オリジナルがいくつかありますが、

その中の一つ「ゆびのたいそう」。

これは楽譜を読めなくても、気負いなく鍵盤に向かえる

ように作りました。

楽譜に抵抗のある生徒さんでも、何気に積極的にピアノ

に向かうことができます。

音もリズムもカタカナや言葉でちょろっと書いてあるだけ。

片手ずつ弾く(白鍵上を二度ずつ上行し、1オクターブ上

まで行って折り返して帰ってくる)→その後両手で弾く。

そんなふうに。

提示されたひとくくりの音型を、2度ずつずらしながら~

というのは、意外と慣れるまで難しいものです。

音の数やリズムもちょっと増えると、とたんにハードルが

上りますしね。

ですから、自分の指の動きと鍵盤上での位置の把握が

できないといけない。ほとんどはユニゾンで弾くように

指示をしていますので、間違えるとすぐに気が付きます。

自発的に集中するように仕組んである教材です(*´艸`*)。

楽譜を見ながら弾く、という大切さもありますね。

それはそれで訓練をしますけれども。

 

もともとの「ゆびのたいそう」をすでに卒業した子たちは、

自分で作ることも多いです。

「ゆびのたいそう」は1から20まであり、その後は私が

生徒さん一人一人の力に合わせてその場で作ります。

しかし、そこで私は生徒さんに問題を作ることを投げて

みるのです。

好きな言葉を音で表現する。

言葉のイントネーションを意識しながら、音を探る。

もっとできるならばリズムも拍子も自分で考える。

それを、本来ならば楽譜に起こしたいところだけれど

簡潔にカタカナドレミで書く。簡易リズムを書く。

要は、鍵盤に向かいやすくするためのツールです。

 

最近は、ポケモンのキャラクターとか、秋に関する

もの(かき、くり、かぼちゃ、ハロウィンなど)を音に

して、自分専用の「ゆびのたいそう」に変身させて

いく子が多いですね。

プチ作曲でもあります。毎週作っている子はかなり

慣れて来ました。

 

そしてついに…出るかもと思ったら…出た!

中2のSちゃんが。…自分でハードルを上げました♡

 

アップこれを知らない子は今いませんね(笑)。

PPAPです。

「PPAP」で作れば難しくなかったのに、わかっていて

敢えてSちゃんはフルバージョンでプチ作曲に挑戦。

 

アップできたねぇ(*´艸`*)、Sちゃん。

いくつかの音節をまとめて1音の中に組み込んだのだね。

少しイントネーションと違うところもあるけれど、

私は敢えてそこは突っ込みません。

時々、折りを見ながら突っ込む(つまりは音節と音節の間の

音程の変化は、どうなっているのか。2つの音節があったなら

その間は上がっているのか下がっているのか、を聞くこと)

こともありますが。

折角自分で考えた音ですから。

これはこれで素晴らしい。

きっとね、こうやってなんども作っては家で練習して、

(アレ?この音の動きと言葉のイントネーションと合ってる?)

…と気が付くときがくるはずだから、そしたら次の機会に

直せばいいし。

 

発想が豊かで、面白い生徒さんが多い教室です。

そういえば、小学2年生のかれんちゃんは先日

「ジャングルジムおにごっこ」というお気に入りの遊び

を、「ゆびのたいそう」として作っていたっけ。

かれんちゃんは、一生懸命音を考えていました。

そして出来上がってから…あ”~!難しいの作っちゃった

~!!と青くなっていました(笑)。…ふふふ。。

 

みんなの想像力が逞しく、先生は誇りに思っています。

想像力、発展力、意外性、全てが音楽に通じること。

もちろん主眼は”ピアノを美しく演奏する”という点に

置いていますが、音を紡ぐ大変さと楽しさも学んで

くれたらと感じています。

こんな小さな取り組みですが、結構役に立っていると

思うのです。自発的に音を紡ぎ出すこと。

必ずしも楽譜に起こさなくても、自分だけの音を作る

ことができる。

その面白さを知ってほしいです。

 

…ささ、Sちゃんが来週ペンパイナッポー~を上手に

弾いてくれるのを楽しみにしていますよ。

ちなみに、この写真に書いた音形で2度ずつ上行し、

1オクターブ上まで行ったら折り返して帰ってきます。

いつも同じルールにしているので、きっとできるでしょう。

 

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