小さな生徒さんから、時々かわいい質問を受けるときがあります。

「せんせい、ワルツってな~に?」
「せんせい、”ごくつよく”の”ごく”ってなあに?」
「せんせい、このさんかく(=メトロノームのこと)、なににつかうの?」
「せんせい~どこでねてるの?あっち?」

レッスン中でも、生徒さんの疑問がふと言葉になって出てくること
…あります、あります。
いつ先生に聞こうかなあ?とずっと思ってたことだったりね。
または、その時ハッと突然聞いてみたくなったりね。

物事に疑問を持つことは大変良いことですから、
私もできるだけ誠実に、そしてわかりやすく答えます。
ところが今日は思いもよらなかった質問が!
小学校1年生のSちゃんから。

(㊟私の生徒さんの中で一番多いのが「S」という
イニシャルの生徒さんです。
余談になりますが数えてみたところ、

一位・Sさん、Sくん・・・・・10名以上
二位・Mちゃん・・・・・5名
三位・Hちゃん、Hさん・・・・・3名
   ・Kちゃん・・・・・同
   ・Yちゃん、Yさん・・・・・同
六位・Rちゃん・・・・・2名
   ・Aちゃん・・・・・同
   ・Nちゃん・・・・・同
九位・Jさん・・・・・1名

という結果が出ました。
ちなみに、みなさまJさんは誰かお分かりだと思います。
ということで、Sさん、Sくんが圧倒的に多くてですね、
ブログの記事に登場する「S」というイニシャルの生徒さんは
全部同じ生徒さんではないということです~。)



話は横に逸れましたが、今日はその一番多い「S」ちゃんの
お一人、小学校1年生のSちゃんのご質問です。
音当てクイズをしながら「音感」や「聴音」の話をしていた
時のこと。
Sちゃんは、とても分析が上手。知りたがり屋さん。
レッスン内でも私の話を良く聞き、ピアノも大好き、
理解力バツグンの生徒さんです。

「せんせい、じゃ、”ちょうおん”と”ぜったいおんかん”って、
なにがちがうの?」


年齢の割に、あまりの高度なご質問で講師もびっくり。
お母様もびっくり。

「いいしつもんだね~!Sちゃんすごいなァ。
あのね、”ぜったいおんかん”は ”ちょうおん”するために
もっているとおとくな ちからなんだよ。」

「ちょうおんは、じぶんのみみでおとをきいて、
なんのおとか どんなリズムか かんがえて
ごせんしにかきとること。」

「そのときに、なにもヒントなしで
だされたおとがなんのおとか、わかるちからが
”ぜったいおんかん”だよ。
もっていたほうが、なにかとおとく!」


「そうなんだ~。わたし、ぜったいおんかんもってるの?」

「もってるよ。そのちからが、そだっているとちゅうだよ。
さっき、めをつぶって なんのおとかわかったでしょ?」


「わたし、わかったよ。そうなんだァ、それがぜったいおんかん
なんだ~。」

お母様もこういうお話に興味を持たれたご様子だったので、
「絶対音感」と「相対音感」についてもお話しました。
レッスンで、ピアノを弾きづめばかりではなく、こういった
お話も必要に応じてすることも大事ですね。

いやはや…小学1年生にそんな質問をされたのは、
講師人生で初めてでした。
それなりに年月を重ねていますが、こんな新鮮な驚きに
出会えるのも、講師としての醍醐味の一つです。




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