昨日のレッスンにて。

グレードテストを日曜日に控えている生徒さんが

何人かいらっしゃいますが、そのお一人・Kちゃん。

集中している時はとても良い演奏をしてくれます。

身体も心も音楽に乗っていると、ばっちりなんですよね。

でも、ちょっと心がふわふわ違うほうへ行ってしまうと

自分の音が聴けなくなってしまいます。

子供だけでなく、大人でもそれは同じですね。

気持ちを引き締めて弾かないと、おかしな演奏になる。。

それは生徒さんだけでなく講師も同じ。

人間だもの、そういうことがあっても不思議じゃない。

でも、いざっていう時に本気の演奏ができなければ

本番は一回しかないのだから、残念な結果になってしまいます。

グレードテストであれ、発表会であれ、なんでもそう。

本番に命を懸けて、自分の力を全て出し尽くすことが大事。

出し尽くしたならそれでいいかなと思います。

自分にできる精一杯を込めないで演奏したら、不完全燃焼で

終わってしまいますね。

それこそ、演奏したご本人が一番気持ちがすっきりしないのでは

ないかと…。

Kちゃんにも、「ここぞ」と言う時に力を出して欲しいので、

いつもよりも厳しめにレッスンを致しました。

そうしますと目に涙をいっぱい溜めながら、私の話を聞いています。

私は内心(わたわた~)と焦りましたが、付き添いのお母様は

動じない。

「…先生、オッケーです。私では通じないので、厳しめで。」

演奏に関しては小さな子も大きな子も同じように、、

「自分が美しいと感じる演奏を目指してね」と伝えています。

伝え方が違うだけで。

そのためには客観的に自分の演奏を聴ける能力が必要です。

それはできていそうで、できていないこと。

いつも良く聴くクセを付けなければ、できないですね。

いざっていう時にKちゃんの良さが発揮できるように、

先生も精一杯伝えました。

アメとムチ…ではないですが、駆け引きも必要ですね。

ささ、最後に笑って本番を終えられるように、あとは

Kちゃんの努力次第です。

音楽を楽しめるって素晴らしい。

演奏を通じて成長できるってすごいことですね。

形は人それぞれに、各々が自分を高めて行ってくれたら

講師は一番嬉しいです。





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