もう数年前になるでしょうか。

私がTwitterを初めてしばらくしたころ、そのTwitterから、

「見えない障害バッジ」の存在を知りました。

目に見えない障碍を抱えたかたは、たくさんいます。

娘もその一人です。

見た目では障碍児だとはわかりにくい。

しかし娘の場合は最重度の自閉症児ですので…というのも変ですが、

実際に会ってみるとすぐに(この子は…)とわかると思います。

それだけ特異性の強い行動や言動がありますから…。

でも、いたって健康そのもの!アレルギーが無いのが親にとっては

大変ありがたいです。元気いっぱい、思春期の生意気盛りの娘。

小さいころは、外出するとき(特に電車や公共施設を訪れる際)に

「Challenged People」のバッジを背中に付けせていました。

そのバッジには、

「よろしくお願いします。
 障がいを抱えています。
 Challenged People」

裏面には、

「この子の障がいは(  )です。
 緊急連絡先
 名前・・
 保護者・・
 住所・・
 電話番号・・
 血液型・・  
 ㊟危険が理解できません。
 すぐに安全な場所に移動させてください。
 警察に連絡してください。」

と記入。個人情報大公開で大きく書いていました。

娘は多動で、彼女に背中を向けて歩くことが一瞬たりとも

許されなかった(笑)ので、迷子になる可能性が非常に高かった

のです。

本人の背中にも、しょっているリュックにも「Challenged People」の

バッジをつけ、母はいつでも全速力で走る用意と覚悟をして、

外出したものです。

さてそれから月日が経ち、彼女なりに成長してきました。

その後私はTwitterから「見えない障害バッジ」運動を知ることに

なるのです。

「見えない障害バッジ」運動は、Twitterから始まりました。

バッジには、

 大切なものは目に見えない

というメッセージが書かれています。

見えない障害を持ち、人知れず困り感を抱えた人、
その家族、友人、福祉の仕事をしている人、などが
つながって、このバッジを届ける活動が広がりました、と。
企業でもNPOでもない有志の集まりで運営しています。

・人と人をつなぎたい
 見えない障害を持ち、支援を必要としている人と、
 支援したいひととをつなぎたい
 バッジを付けることで、人と人との関係が大きく広がって欲しい、と。

・制度の谷間を知ってほしい
 見えない障碍を持ち、人知れず悩んだり苦しんだりしながら、
 福祉制度による支援が得られない人もたくさんいます。




左が当事者用、右が啓発用。

実はこれは昨日友人からいただいたものです。

私はこの「見えない障害バッジ」を知っていたのですが、

今まで実際に取り寄せることはしませんでした。

でも、友人がこのバッジを送ってくれて、

忘れていたことを思い出した気がします。

娘のような発達障害を持った子供の存在を広く知ってもらうこと。

いつもその意識は持っていても、もう少し何かできるかも知れない。

そんな気持ちにさせてくれたのです。

もし、ご興味のあるかたがいらっしゃいましたら、

ぜひこちらから、この「見えない障害バッジ」のことを

知っていただけたら嬉しいと思います。

発達障害だけではなく、難病を抱えた方、内部疾患を抱えた方、

伝えにくい困難さを抱えた方は、まだまだ世の中にたくさん

いらしゃいます。

誰もがお互いを思いやれる…そういう社会になったら、

もっともっと平和に過ごせる場所が増えるかも知れません。


 「見えない障害バッジ」


 バッジの願い 




ぽちっ! ブログランキングに参加しています♪ 応援してね ニコニコ 

   個性豊かな先生方に出逢えますキラキラ

 にほんブログ村 



お問い合わせは、HPからどうぞ 

    あらき音楽教室