膝痛で通院頂いている70代の患者さんです。
症状は落ち着いていますが「治療を受けた後は調子いいのだけれど、いつかまた痛くなるんでしょう。年だからしょうがないわよね。」と、どちらかと言うと治療に対して消極的でした。
この方の趣味は写真で、今度どうしても撮りたい写真があるといいます。しかしそこに行くには、膝痛の方が最も嫌がる階段が・・・
患者さん:「300段の階段があるんだけど行ってもいいかしら? 周りはみんな反対するのよね」
山根院長が、よく言います。「好きなことをするときは悪くならない」
私は教えを守り(症状的に大丈夫という確信はあります)「大丈夫ですよ。行ってきてください。痛くなったら、私が治しますから」
患者さんは、喜んで写真を撮ってきてくれました。
多少の筋肉痛は有りましたが、膝も痛みは出ませんでした。
この日を境に、患者さんは「少しよくなったと思わない。足も筋肉が付いてきた気がするの」などと前向きな発言をするようにになり、治療にも積極的になりました。
きっかけ、大切ですね(D)