幻術桟敷。2月29日、こんなにも沢山の愛の溢れる皆様に見守られ、わたしの身体の全部は感謝... 幻術桟敷。 2月29日、こんなにも沢山の愛の溢れる皆様に見守られ、わたしの身体の全部は感謝ばかりを感じる、大千秋楽。 皆様のおかげで無事に終えることができました。 ここで出逢えた沢山の皆様も千秋楽に足を運んでくださいました。 東京からも大切な人達がわざわざ会いに来てくれました。 本当に本当にありがとうございました。 有り難き幸せ。 1年半前。 京都へ向かう新幹線では希望を持ちながらもここまでの有難い縁に出逢えるとまでは思ってもいなかった。 2年前、脳血管種による運動停止を言い渡され二度と踊ることをしないと決めた日に こんなにも幸せな舞台生活を送れるなんぞとは思いもしなかった。 手術をしてリハビリをして 勇気と希望を持って踊りに帰ってみたけど 簡単ではなかった。 生まれた時から踊ることが生きることといたわたしにとっては 踊らないと決めたあの日からわたしの身体の細胞は踊らないとなっていたみたいで。 まるでわたしの身体ではないような、わたしの脳ではないような 思い出しても蘇らない、どんなに動いても心は動かず…苦痛ばかりしかなかった。 ただ、出逢えるモノたちには沢山の幸せをもらった。 そして世界を見る、これが私の全てを変えてくれた。 いつからか、苦痛なんてものも消えて まっしぐらに進めるようになった。 日本を纏い、忍者を纏い、 そこにいるわたしを世界は見ている。 毎日、刀に触れ、 毎日、挑むという精神に身体を引き上げ、 身体を酷使して、、、 それを世界は見ている。 おもてなしの心を知り、やってみる。 世界と会話する。 どれだけの方と、会話をしただろう。 わたしの心をどれだけの方に伝えただろう。 わたしの夢をどれだけの方が知ってくれただろう。 子供たちも、恋人たちも、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん。 家族のように温かく、素敵な世界中の人達に出逢えた。 そして、京都で出逢えた京都を支える温かい人達。 日本が誇る京都がこうあるのは この人たちが京都にいてくれてるからだろうと… 素晴らしい方ばかりに出逢えました。 こんなわたしにこんなにも良くしてくださって 本当に本当にありがとうございました! 本当にさみしい。 本心で本当にさみしい。 東京に帰ってきて、今あるわたしを見る。 当たり前に踊っていたときよりはるかに いつの間にか踊ること、表現することの覚悟ができていることを感じる。 出逢えた全ての皆様から頂いたコレたちを これからわたし全部で 表現し続けていきたいと思います。 いついつまでも ずっと 繋がっていてください。 また、わたしの踊りを観て頂けるよう 勉強し続けていきたいと思います。 全ての皆様に。 感謝。 詩音 改メ 史椛穂 Shizuho Itonagaさん(@shiii_on)が投稿した写真 - 2016 Mar 1 9:28pm PST