READING HIGH 新作観てきました。
https://readinghigh.com/roadtoavalon/
相変わらずの藤沢文翁さんの脚本…
HPの謳い文句が
「そして、アーサー王伝説は闇に堕ちる」
これ、絶対悲劇なんちゃうん?
誰が闇堕ちするの?
老いを感じたアーサー?
〉シェーブルノートで闇堕ちべ様だったし…
魔力の限界を感じた大魔導師マーリン?
〉シェーブルノートで悪魔だったし…
〉エルガリオンで亡霊やったし…
円卓の騎士になれないモルドレット?
〉杉田さん、闇堕ち似合いそうだしwww
そんな悲劇的なラストを覚悟しつつ観劇。
まだ、配信もあるのですが…
少々ネタバレするのでお気をつけを。
文翁さんの嘘付き!www
ちゃんとみんなに救いを作ってくれて
ありがとうございました😭
2回、観終わって…
いろんな感情が揺さぶられて溢れ出して
観終わった今は空っぽです。
誰よりも孤独な中で長い時間生きてきた
マーリンの深い深い愛…。
魔物の子として忌み嫌われてきたのに、
それでも、
魔術は子どもを幸せにする為に使うもの、
その信念に涙。
アーサーも騎士たちも彼の愛があったから、
ここまで生きてきたのよね。
「我こそは、アンブローズ・マーリン!我が魔術の前にひれ伏せ!! 我が王と我が子らには指一本触れさせぬ!このマーリンが相手だ!」
大塚明夫さんの強くて熱くて、でも、優しさ溢れる演技に涙絞られまくり。。。チャーミングさも忘れないステキなマーリンでした。
アーサー王の孤独を知るからこそマーリンを理解し、寄り添う優しさ。呪われた子モルドレットを生かしたくて、罪にすら手を染める愛。
聖剣エクスカリバーに拒絶されて、また、それを隠すが故に周りとの壁を感じ、孤独と向き合って苦しんだアーサーが、最後幸せにアヴァロンへの道を進んでいけて、良かったぁ。ホントに良かった。
最後の自軍に檄を飛ばすシーン…中身はガレスだけどw…あのセリフで、会場にいたキャメロット軍8000の心全部持ってった。さすが、諏訪部さんです。
中の人ガレスverのヘタレアーサー王の演技もお見事でした。
最後のアーサー王が騎士たちに伝えた
死ぬなよ。お前たちはアヴァロンに近づきすぎる。
って台詞。。。オープンニングの戦闘の場面と繋がるんだ!って思ったら、泣ける…。
って言うか、諏訪部さん死ぬ演技が上手すぎる。
絶対泣かされるw
モルドレット…
なんで俺だけ?
こんなに頑張ってんのに、なんで俺が?
負のスパイラルに陥って闇堕ちした時はもうあかんか…と思ったけれど。最後まで闇堕ちしきらなかったのは、マーリンをはじめ、彼の周りの仲間に対する愛だと思う。誰よりも仲間の命を救ったのは、ただ円卓の騎士に相応しくなる為の努力だけじゃなかったのよ。アーサー王に心から愛されてたって知れて良かったね。
そして、禁じ手を使ってなった円卓の騎士なのに、アーサー王の「円卓の騎士が死んでしまっては、運命に従ってしまうようで、悔しい」って台詞。アーサー王はそんな彼でも円卓の騎士として扱ってるところに愛を感じて号泣😭
杉田さんの悪い演技も良かったけど、ラストの「みんなより早くアヴァロンに行きたい。」「もうひとりぼっちは嫌だ。」っていうちょっと照れたような子どもに返ったような素直なセリフが良かった!
ただ、掛け合いとか笑いのところは結構悪ノリしてましたよねwww
人間誰もがモルドレッドになる。
なんで私が?なんで私だけが?
そう考え出したら、絶対幸せにはなれない。
そこで、闇の力に身を委ねるかは自分次第。
長くなりすぎたので、続く。