まいど～
) ) )
生きもの大好き
絵本講師のくがやよいです。
今朝は一段と冷え込んで、
冬のジャンバーを出してきました。
もうすぐ１２月。
今日、ちょっとした出来事がありました。
ちと長くなりますが。
昨日、２年生のNくんが得意そうに、
「今日、ねーちゃんがカニ持って行ったやろ？
昨日 家の横でつかまえてん。」
っていうので、大急ぎで
Nくんのお姉ちゃんがいる５年生の教室を見に行くと、
いました、いました、かわいいカニが。
水槽の中で両方のハサミに顔を埋めるようにして
プクプク泡を出していました。
「かわいーね
」
「(担任の)T先生、食べるんやって！」
「・・・マジで！？（笑）」
子どもたちと しばし眺めて、
今日の朝。
５年生の教室に行くと、先生と子どもたちが
血眼で 何かを探していました。
・・・・甲殻類にありがちな、
カニ、脱走。 ）））
数十分間、クラス全員で探したけど見つからず。。。
一時間目が始まりました。
給食の時間。 教頭先生に一報が。
「２年生の教室前にカニが現れたそうです！」
「カ、カニ？？」
「そのカニ、５年生のカニです！
今朝 脱走して行方不明になってた
５年生のカニです！」
「さっき、S先生が川に放しに行きましたよ」
給食の箸をおいて、ダッシュで
学校横の川に向かったけど
時すでに遅し。
S先生がフェンスのこちら側から
カニを放したという場所を確認したけど
もうカニの姿はありませんでした。
とりあえず、５年生の教室に報告しに行くと
「・・・カニ、見つかったって。」
「どこで！？」
「２年生の教室の前の廊下。」
「ええーーっ！！」
階段、２階分も降りたんやなぁ。すごいな、カニ。。。
「廊下で埃だらけになってたのを
S先生が見つけて、
かわいそうやから川に放してあげたんやって。」
「えっ、、、カニ、もうおらんの？？」
「うん。。。。」
そのときの、子どもたちの
心底 がっかりした表情を
忘れることはないでしょう。
「そんなにがっかりした顔、するなよぅ～～」
とRくんの頬っぺたを突っついてみたけど、
その目はどこか遠くを見てるようで、、、
いつもやさしいS先生が
埃だらけのカニをかわいそうに思って川に、、、などと
大人の美談で納得させようとしても
無理でした。
がっかりした子どもたちを
納得させるには？？
・・・そうです。
やっぱり、実物。
カニの穴は、
カニで埋める。
昼休みに、理科室にあったプラケースと網もって
学校の前の川に行きました。
川の両側はコンクリートで固められてたけど
川に降りられる場所まで走って、
川の縁を歩きながら、水底をじっと見ました。
普段、人なんて来ない川の大きなカメや鯉が
驚いて、大慌てで泳いだり、はねたりしていました。
あーーーーーー、この感じ。
五感が、特に、視覚が研ぎ澄まされて
集中していく感じ。・・・だいすき！！
水底がどんどんクリアーに見えてきて
大きなカニ、発見！！
汚れてもいい服で、よかった！
コンクリでザリザリになって護岸を降りて
川に入り、水底を網ですくうと、それはカニの死骸で・・・
あーー、生きてるカニやったらなーーー
あの子たち、喜んだだろうに・・・
諦めきれずに、もっともっと探す。
川の水はもう冷たくて、長時間は入っていられなかったけど
そろそろ掃除の時間が終わる音楽が小学校から流れてきて・・・
カニ、ぜったい、つかまえたい！！
だって、がっかりしたのは 私も一緒やったから。
（長くなるのでつづきます）
写真ないので、芦屋川。
カメ、発見！
鴨さんとツーショット
(橋の上からなので遠い。。。)