加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ(労働法1位・総合39位で司法試験合格)※ 旧:びょうそくで司法試験ブログ

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 加藤喬
 6歳~中3 器械体操
 高1~3   新体操(長崎インターハイ個人総合5位) 
 青学法→慶應院(既修)
 労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
 司法修習を終え、資格スクエア・BEXAで基本7科目・労働法の総合講座を担当

司法試験の出題趣旨・採点実感は、年々、蓄積されていく上、1年分の量も多くなっています。

 

 

 

例えば、令和1年司法試験商法の出題趣旨・採点実感は約2万文字もあり、これは私の過去問講座の模範答案8頁(約4000~4500文字)の約5倍の文字数です。

 

 

 

こんなものを隅から隅まで丁寧に読んでいる、ましてや記憶する余裕なんてありません。

 

 

 

過去問の蓄積と出題趣旨・採点実感の情報量の増加により、頻出の分野・論点については対策が進み、受験生全体の水準が上がっています。

 

 

 

その一方で、頻出分野・論点以外についてまで過去問を使って丁寧に分析する余裕はなくなります。

 

 

 

過去問が蓄積してくると、その分だけ、過去問分析をする際のメリハリ付けが大事になってきます。

 

 

 

例えば、令和3年司法試験商法の出題のヤマの1つである『著しく不当な対価による組織再編の効力発生前後において株主や債権者が採り得る会社法上の手段』として、①差止請求訴訟(+差止仮処分)、②株主総会決議取消しの訴え・株主総会決議無効確認の訴え(+決議執行停止の仮処分)、③株式買取請求権(株主のみ)、④組織再編無効の訴え、及び⑤損害賠償請求(423条、429条)と各手段に対応する論点をすぐに挙げることができるでしょうか。

 

 

 

詐害的会社分割における残存債権者の救済手段はどうでしょうか。

 

 

 

すぐに網羅的に挙げることができないなら、来年以降の司法試験で直接使う可能性が低い商法の出題趣旨・採点実感の細部についてまで丁寧に読み込んでいる場合ではありません。

 

 

 

まずは、教材全体を浅く広く回すことで全く対応できない分野論点を減らすとともに、出題可能性の高い分野論点をしっかりと理解記憶するべきです。

 

 

 

出題趣旨・採点実感は、科目・分野・論点単位での書き方や特定の分野・論点の理論面に関する司法試験委員会の考えを学ぶ上で非常に有益です。

 

 

 

司法試験委員会の公式見解・公式ルールが示されているからです。

 

 

 

その一方で、出題趣旨・採点実感は、年々、蓄積されていく上、1年分の量も多くなっているため、実力者であってもその半分すら習得できないくらいの量になっています。

 

 

 

そして、出題趣旨・採点実感のうち細かいことは、その分だけ、合否・順位に対する影響が微弱である上、再び正面から問われる確率も低いです。

 

 

 

こうしたことを踏まえながら、出題趣旨・採点実感と向き合う必要があります。

 

 

 

私も、来期の司法試験過去問講座では、基本7科目と労働法のいずれにおいても、引用する出題趣旨・採点実感の取捨選択を徹底したいと思います。

 

 

 

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