知的財産から見た企業分析の手法 | 知的財産評価と知的財産情報からみた企業評価

知的財産から見た企業分析の手法

 本題に入りまして、知的財産から見た企業分析について書いていきたいと思います。

 手法としては研究開発を行っている重点技術分野別の特許戦略を分析するという手法で、企業分析を行っていきたいと考えております。

 通常、特許の出願、登録件数の動向を調査してみると、重点技術分野に関連する特許を大量に出願している場合が多いことから、今回は出願件数上位5位までの技術分野を重点技術分野とし、各技術分野における該当企業の地位、動向をチェック、その技術分野について該当企業がどのように進むべきか検討してみます。
   
 なお、技術分野として区分けする手段としては、IPC(国際特許分類)のサブクラスを使用します。

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 【IPC(国際特許分類)とは】
 世界共通でその特許の技術内容を表す記号で、技術分野を「セクション、クラス、サブクラス、メイングループ、サブグループ」と階層として細分化しており、特にサブグループは約61,000分類に区分けされております。
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IPC検索
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/Tokujitu/tjipca.ipdl?N0000=109
IPC分類表日本語版(ダウンロード用データ)
http://www.jpo.go.jp/shiryou/index.htm


 第1弾としては、日立製作所を次号より予定しております。