大晦日唯一の楽しみはNHK紅白出場のエレカシを観ること。
ケン玉ギネス記録の失敗で微妙な雰囲気の場を期待通り何時ものパフォーマンスで吹っ飛ばし、会場を縦横無尽に駆け巡りリセットしていました。
それでいて今話題の某芸人のような雑な人ではなくて実に繊細な感性の持ち主である事が魅力的です。そんな一曲、「武蔵野」PVにあるクルマが出てきます。
特徴ある、いやオーソドックスとも言える丸いフェンダー。クルマ好き、特に英国ライトウェイトスポーツ系が好きな人なら直ぐにお判りでしょう。
MG-B!
クラッシュパッド入りのダッシュボードやスイッチから1980年代の最終型。ステアリングは英国車定番のモトリタウッド。
ローウィンドウを流れる風は
容赦なく車内を巻き込みます。
ダットサンフェアレディ同様ステーに付くバックミラー。
英国車なので気になる水温?
ローウィンドウ乗りの特権、広い青空。
タイトなドライバーズシート。
時に肘をドアに乗せハンドルを軽く支えるビンテージスタイルで運転。
以前宮本はMG-Bに乗っていたと聞きましたが手慣れた運転から本当かも知れません。
お馴染みの頭を掻き上げるポーズで歩いて行きます。
チラリと見える最終型の特徴三連ワイパー。
エレカシ1988年1stアルバムと1960年代英国ディンキー社製MG-B。
左右ドアオープン。
ドライバー付き。
現在宮本はポルシェ914に乗っていると聞きました。スーパーカー世代の憧れにして性能と価格も手頃な選択です。それにしても良い趣味をしていると思います。
バブル真っ只中デビュー当時のエレカシは派手で明るい時世とは真逆の存在。売れず、客入りの少ないライブでの宮本は意味不明の言葉を呟き、死ね殺せと歌っていてそれが私は大好きでした。
今のようにエレカシの歌で多くの人が勇気と元気を貰う...なんて世の中になるとは思っても見ませんでしたが...まあ、それも悪くはありません。