「FALSETTOS(ファルセットたち)」
19:00~ WALTER KERR THEATRE
ORCHL C1 $109
「SMASH」のクリスチャン・ボールや「ブック・オブ・モルモン」OBCで最近はメディアにも結構出ているアンドリュー・ラネルズ、そして「RENT」映画版のトレイシー・トムズなど豪華キャスト陣で話題の本作、3ヵ月ほどの期間限定公演ということもあり今回の旅行を決めた理由の1つでもあったのですが・・・
この日の私は本当にどうかしていました。
旅も後半にさしかかり前半飛ばしすぎて疲れていたのもあるけど、開演時間を完全に1時間勘違いしていたのです。
いつも舞台の時間に関しては念には念を入れて確認する性質。
しかも開演ギリギリに行くとなにかと焦ってしまうのでいつもなら余裕をもって劇場に行くのにこの日に限ってなぜか「まだ時間あるし」とか思って無駄な立ち寄りとかをしていました。。
そして開演(だと思い込んでいた)15分前に劇場に行くと人の姿が見えない。(当たり前)
その時ふと頭をよぎったのは前回の「Shuffle along」がキャンセルになった時のこと。
でもこの作品確かにスターはいっぱい出ているけど誰が休みでもキャンセルするようなことはないはず・・・
そこでやっと開演時間を勘違いしていたことに気づきました。
大慌てで劇場入り、歌の途中だったので歌終わりまで係りの人と後方で待機するも頭の中はパニック状態。
なんで時間を間違えたんだろう、なんで今日に限って悠長に買い物していたんだろうという思いがグルグルと駆け巡り、しかもこんな時に限って座席は2列目前方という。。
(なぜか前列がガラッといなかったので実質最前列)
後悔と申し訳なさで全然舞台に集中できない・・・
さらにこの作品、少人数のとっても静かなトーンでセットも至ってシンプル。
会場中が舞台に集中しているのが分かって、そんな時に何やってるんだよ自分。
立て直したい気持ちでいっぱいで早く1幕が終わることを願う始末。
実際着席してから数曲で1幕が終了。
でもその後もなんだか入り込むことができず、終いには気がつくと意識が飛んでいるという大失態。。
そして目を開けると気のせいかクリスチャン・ボールと目が合っている・・・
あぁできることなら時間を巻き戻したい。
終了後、後ろに座っていた若いアジア系カップルが二人で泣いていたのを見てとにかく反省と後悔のみでした。
ただBWでもこれだけ旬なスターを揃えて(いい意味で)こんなに地味な作品を作るんだなという驚き。
大掛かりなセットはなく、積み木のようなセットを組み替えていろいろな形を作る1幕と積み木ではなく簡単な家具のみを使用する2幕。
セリフはなく歌のみ、曲調もわりと終始しっとりしていて大きな盛り上がりナンバー的なものはなくそれぞれの複雑な心境や心理を表現していて、ある意味とってもストレートな作品だったように思う。
それ故についていけなかった自分がとっても残念だった。ほんとごめんなさい。。
映画版「RENT」のトレイシー・トムズ
(さすがにSDは躊躇しましたが、どうしてもトレイシーに会いたくて行ってしまいました。。)
クリスマス仕様、子役のAnthony Rosenthalくん