
マキシのモンハン奮闘記 第11話
長編
トビカガチというイタチのモンスターのソロ・クエストで2乙以内で倒せるようになって、私もベテランハンターと名乗ってもいい頃だと思っています。
ある日、サークルのメンバーさんと一緒に今開催中のイベント【マム・タロト】に行きました。
マム・タロトが吐き出す炎の海は《ランスの盾でガードができる》と夜のスポーツニュースでやっていたので、ランスを装備していざ出陣。同期の暦くん、後輩社員のノーマンくん、サークルのメンバーさんの計4人のパーティでランスは私だけです。
クエスト開始。
よろしくお願いします。
『マ、マキシと申します。(>_<)💦』
キャンプから下に飛び降りたら、手頃な足場に登る為、他の三人は空中に設置してある【楔虫】というモノにフックを引っ掛けて素早く飛び移って行きます。
私もフックを引っ掛けて飛び上がりましたが、途中でフックが外れて頭から落下して後頭部と背中を強打しました。
『グフッ!』
『痛ったぁ!』
ほとんど息ができません。
たぶん死ぬかも!と覚悟していたら、徐々に呼吸が楽になってきて五分後に起き上がることができました。
大団長が『よし!』と言ってくれたので何を褒められたのか分かりませんが、めちゃくちゃ嬉しかったのを憶えています。
ただ先程の落下の衝撃で盾の内側の持ち手の部分がポキっと折れてしまいました。
『あんた、頭は使う為にあるとばい』とよく母に言われたのを思い出しました。
ガードする時は、槍を下に置いてから盾を両手で持てば何とかなるでしょう。
マム・タロトが凄いスピードで移動を始めたので、ランスの突進で後を追いかけました。
走っている途中で白いカツラと派手な衣装を着けたガジャブーがいましたのでダッシュで轢きました。たぶんガジャブーのボスでしょう。
自分にこんなヤンチャな一面があったなんて驚きました。
マム・タロトが立ち止まったので、槍でザクッ!ザクッ!と2回ほど思い切り突きました。
2回目の突きの時に少し手首をグネリましたが、かなり良い感じです。
今日はなんか活躍している感じがします。
シャムオス討伐以来の私の活躍を会社や街の皆に見せたいです。
またマム・タロトが移動しました。
大団長が『とにかく探せ!』と言っています。すぐ目の前にいるのにおかしな人だなぁと思いました。
ノーマンくんと暦くんが天井から氷柱のように垂れ下がっている岩に《石ころ》をぶつけて落下させて、マム・タロトの身体にダメージを負わせていました。かなりカッコよかったので、私も真似して《石ころ》を撃って岩を落下させようとしましたが、なかなか当たりません。
最初20発持っていた《石ころ》を17発も使ってようやく当てて岩を落としたのですが、マム・タロトは既に遥か遠くにいました。
せめて7発以内で落とさないと、《石ころ》の数が足らなくなります。段々と上達するでしょうから、今はあまり気にしません。
またまたマム・タロトが移動しました。
『きっと怖いんだね (*^^*)』
追いかけていると、とても綺麗な金色のカツラをガジャブーが落としていましたので、拾ってポケットにしまいました。
マム・タロトが立ち止まった所にはガジャブーが数匹居ます。邪魔されると皆が困るので、マム・タロトの強い攻撃を頬や脇腹に喰らいながらガジャブーを全て退治して回りました。
秘薬が残り一つになる頃には、ガジャブーは居なくなりました。
今回、私はかなり役立っていたと思います。
マム・タロトに近付くと、口を大きく開けて下を向き、炎の海を吐き出しました。
『あ、危ない!これが噂の……』
今が盾の出番です。
両手でしっかりと持って流れ広がる炎を防ぎましたが、手が熱くて三秒しか持っていられません。途中で盾を落としてしまいました。すると私の身体に火が回り、体力が残り少なく真っ赤になりました。
秘薬を飲もうとしたら、突然地面から出てきたガジャブーが私の手の秘薬を横から叩き落しました。
力尽きました。
マキシ『ごめんなさい』
メンバーさん『どんまい』
暦くん『どんまい』
ノーマンくん『惜しい人を亡くしました』
え? 惜しい人。。。
今日の私の活躍を皆分かっていたようです。めちゃくちゃ嬉しくなりました。
キャンプに運ばれた私は、念入りに準備しました。ゆっくりとよく噛んで食事も摂りました。
思い出せば、子供の頃『30回噛みなさい』と母によく言われましたが、実はズルをしていつも23〜24回くらいで飲み込んでいたんです。
『えへへ (*^^*) 今日もズルしちゃったw』
食事を終えてポケットの金色のカツラを取り出して被ってみました。
なかなかハイカラで良さそうです。
キャンプから蔦を上に登ると、近道になる滑り台のような細い坂があるので、そこを滑って皆の所へと急ぎます。
リュージュのように物凄いスピードで滑っていきます。
しかし高速で滑降している最中にバランスを崩して横の岩の窪みに片足を取られました。脚が180度開脚して、クルッと頭が下向きになりました。
頭を下にして仰向けのまま、かなりのスピードで滑り切り、踊り場のような狭い場所に落下しました。
また死ぬかもと覚悟をしました。
ボヨヨーン!
なんと!《ヒンヤリダケ》がクッションになって命拾いしたのです。
力尽きることなく皆の所に着いたその時、マム・タロトの大きな角が折れてクエスト終了しました。
お疲れ様でした👍
角から素材を剥ぎ取る時に何とも言えない充実感に包まれました。
いつもは一回だけ剥ぎ取らせてもらっていましたが、今日はかなり活躍できたので、堂々と輪に入って剥ぎ取り可能な回数MAXまでやらせてもらいました。今夜は第三のビールが美味しく飲めそうです。
素材を剥ぎ取り終えた白い髪色の暦くんが言いました。『なんか序盤に青色の髪の奴にランスでド突かれたんだけど、このメンバーの中にはそんな髪色のハンター居ないね。別のパーティだろうね』
急にお腹が痛くなってきました。
集会所に戻るや否やトイレに駆け込みました。金色のカツラは暫く被っていようと思いました。
今回、私はかなり役立っていたと思います。
マム・タロトに近付くと、口を大きく開けて下を向き、炎の海を吐き出しました。
『あ、危ない!これが噂の……』
今が盾の出番です。
両手でしっかりと持って流れ広がる炎を防ぎましたが、手が熱くて三秒しか持っていられません。途中で盾を落としてしまいました。すると私の身体に火が回り、体力が残り少なく真っ赤になりました。
秘薬を飲もうとしたら、突然地面から出てきたガジャブーが私の手の秘薬を横から叩き落しました。
力尽きました。
マキシ『ごめんなさい』
メンバーさん『どんまい』
暦くん『どんまい』
ノーマンくん『惜しい人を亡くしました』
え? 惜しい人。。。
今日の私の活躍を皆分かっていたようです。めちゃくちゃ嬉しくなりました。
キャンプに運ばれた私は、念入りに準備しました。ゆっくりとよく噛んで食事も摂りました。
思い出せば、子供の頃『30回噛みなさい』と母によく言われましたが、実はズルをしていつも23〜24回くらいで飲み込んでいたんです。
『えへへ (*^^*) 今日もズルしちゃったw』
食事を終えてポケットの金色のカツラを取り出して被ってみました。
なかなかハイカラで良さそうです。
キャンプから蔦を上に登ると、近道になる滑り台のような細い坂があるので、そこを滑って皆の所へと急ぎます。
リュージュのように物凄いスピードで滑っていきます。
しかし高速で滑降している最中にバランスを崩して横の岩の窪みに片足を取られました。脚が180度開脚して、クルッと頭が下向きになりました。
頭を下にして仰向けのまま、かなりのスピードで滑り切り、踊り場のような狭い場所に落下しました。
また死ぬかもと覚悟をしました。
ボヨヨーン!
なんと!《ヒンヤリダケ》がクッションになって命拾いしたのです。
力尽きることなく皆の所に着いたその時、マム・タロトの大きな角が折れてクエスト終了しました。
お疲れ様でした👍
角から素材を剥ぎ取る時に何とも言えない充実感に包まれました。
いつもは一回だけ剥ぎ取らせてもらっていましたが、今日はかなり活躍できたので、堂々と輪に入って剥ぎ取り可能な回数MAXまでやらせてもらいました。今夜は第三のビールが美味しく飲めそうです。
素材を剥ぎ取り終えた白い髪色の暦くんが言いました。『なんか序盤に青色の髪の奴にランスでド突かれたんだけど、このメンバーの中にはそんな髪色のハンター居ないね。別のパーティだろうね』
急にお腹が痛くなってきました。
集会所に戻るや否やトイレに駆け込みました。金色のカツラは暫く被っていようと思いました。