若い頃、アパートの細長い小さなベランダで知り合いが育てていたカボチャの芽を眺めながら、「可愛い葉っぱだなあ」と何気なく思っていた場面がいまだに頭の隅に残ってますが、まさか自分で育てる機会があろうとは思いもよらず、、、。
ネットで調べて初めて、雄花と雌花がある、朝の数時間しか咲いてない、人間の手で受精した方が実になる確率が高い、雄花はたくさん咲くけど、雌花はわずか、広い土地があった方がいい、などということが判明、おまけに病気になりやすい、、、。

神様の技はとても偉大で広範囲に及ぶわけです。カボチャ、一つをとっても小さな種から大きくなってたくさんツルを伸ばし、実をつける過程までデザインできる能力、器量(という言葉が適切かどうかわかりませんが、)は、僕の小さな頭では計り知れません。現代の科学者たちが遺伝子を操作したり、脳外科の医者が頭蓋骨を切断したり、子宮内の胎児を取り出して治療後また中に入れるとかいろいろやっているけど、なぜか神の技を思考するところまではいかない。人の本来の姿を知るにはやっぱりバガヴァーン抜きでは無理があると思うわけです。「不完全な所から完全は生まれ得ない」というのはウパニシャッドだったかな?に書いてあった気がする。無神論者の行く末は暗闇が待っている。