5冊目

「上野池之端 鱗や繁盛記」西條奈加(新潮社)


なぜみんな気がつかないの? 優しい若旦那の背中で口を開ける蛇の姿に―。
騙されて江戸に来たお末の奉公先「鱗や」は料理も接客も三流の料理店だった。少しでもお客を喜ばせたい。お末の願いが同じ志を持つ若旦那に通じ、名店と呼ばれた昔を取り戻すための奮闘が始まった。甦った名物料理と粋なもてなしが通人の噂になる頃、お末は若旦那のもう一つの顔に気づいていく……。美味絶佳の人情時代小説』


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面白かった。
江戸時代の料理屋の話がそもそも好みです。

若旦那の正体というミステリー要素もありつつ、出てくるお料理や、使用人たちの恋模様など、楽しく読めました。