70冊目


「あのこは貴族」山内マリコ(集英社)


東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。
一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。 
境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。 
同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。 
結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説』


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面白かった!!

都会の上流階級で育つ華子の華やかさと窮屈さ

地方育ちのキャリアウーマン美紀の、都会育ちの人への憧れと自由さ

それぞれの対比が上手。

最後の華子はカッコいい!