今日は姫と一緒に、録画しておいた昨日放映分の『ごくせん』を見た。
毎回見てるわけではないけど、世間の流れに流されてここ2回ほどは見ている。

昨日の話のあらすじはこんな感じ。
世間的には「不良」といわれる高校生。
子供の意見をまったく聞かず、自分の考えを子に押し付けるその親。
当然のごとく対立するが、ヤンクミの助けもあり最後に和解。
単純ではあるけど、ボク的には大好物な部類の話。


でも程度の差こそあれ、こういう関係の親子は世間にかなり多いと思う。

子供のことを心配するがゆえ、子供の幸せを願うがゆえ、ついつい子供に自分の考えを押し付けてしまう親。
「こんな成績でどうするの!もっと勉強しなさい!」
「がんばって勉強して、いい大学に入って、いい会社に就職しなさい!」

そういうことを平気で言う親は「いい」大学や「いい」会社に入ることこそ、万人に共通する幸せだと固く信じてしまっている。
そしてそれが当然自分の子供にも当てはまると思ってしまう。
自分の考えが、自分の価値観が生み出したひとつの「思想」である、と気付かず、すべての人にあてはまる「真理」だと盲信してしまっているわけだ。
だから子供の声が聞こえない、聞こうとしない。
だって自分の考えは「真理」なのだから…

でも子供にだって子供なりの考えがある。
幼く、未熟であるがゆえに、それが確固とした形をとっていなかったとしても。
それを探そうとして必死にもがいているのに、親は何もアドバイスをしてくれず、口を開けば「勉強しなさい!」

そりゃ対立もする…

だから親ももっと子供と向き合わないといけないと思う。
どういうことを考え、どういうことに興味を持っているのか。
そういう考えを踏まえたうえで、
「そういうことに興味を持っているなら、こういう職業があるよ、そしてそれになるためにはこういうことをすべきだよ。」
なんていう具体的なアドバイスをしてあげるべきだと思う。
子供の幸せを真剣に願うなら。
はっきりって、ただ「勉強しなさい!」というのは、親が何も考えてないから、そうとしか言えないだけだと、ボクは思う。

自分はそういう大人(親)になりたいな、と今は思うけど、将来はどうなることやら?
何度も言うけど、人は理念だけでは動けないから。
でも少なくとも、子供に対して誠実で公正な接し方のできる大人になりたい、と思う。

※あとがき
ボク自身まだ子供なので、子供の立場から大人に言いたいことを、好き勝手言ってみました。
ボク自身の個人的恨みもかなりこもってます(笑)
大人には、それは子供の甘えだ、と怒られそうですね。