知ってるようで知らなかった（実感がなかった）世界が突然目の前にやってきた
パパ（夫）の癌疑惑
平穏な毎日が、これからも当たり前のように続くと思っていたのに、足元からガラガラと崩れ落ちた
怖い、不安、悲しい、辛い
馬鹿で経済力もない私は、これからどうすれば良いんだろう
泣いた
けど、泣いてても何の解決もしない
泣く暇があるなら考えないと！動かないと！
〜まずは仕事〜
今まで当たり前のように扶養に入って、扶養の範囲内の労働で収入を得ていたけど、パパが闘病で働けなくなったら？子供2人（小4と小2）を育てられる？
NO！無理！！フルタイム（できれば社員）にならないと
〜できることを増やす〜
《運転》
旅行大好きで、田舎より都会派の我が家は夏休みに家族でディズニー、お台場、みなとみらい等に行くのが恒例行事
北関東の、田舎でも都会でもない地域に住んでいる我が家から都心まで、高速で2時間半〜3時間くらい
運転はパパで、私は助手席専門
私も日頃から車の運転はするけど、都会の高速が怖い
スピードが怖い
80キロ以上出したくない
車線変更が怖い
車間距離がじゅうぶんに空いていないと入れない
高さが怖い
側面が高い壁で覆われている場所は大丈夫だけど、壁が無くなって見通しが良いところ、
〝やばい、落ちたら死ぬ〟って思う
〝真っ直ぐ走らないと〟ってしっかりハンドルを握って車線の真ん中を意識して運転してると手汗かいて頭がフラフラしてくる
真っ直ぐ走れてるのかどうか、わけわかんなくなる
なのでいつもパパにお任せしてた
NO！ダメ！！私も運転できるようにならないと、パパ亡き後（殺すな 笑）ディズニー行けないじゃん！
と言うわけで、今年の夏休み旅行は私が運転手！
《写真、動画》
私はかなり面倒くさがり屋
写真を撮るのもビデオを撮るのもいつもパパ
よく撮れた写真を後で送って〜ってもらってる
薄々気付いてたけど、圧倒的にパパの写真が少ない
ビデオもだいたい声のみ
思い出を振り返った時に、パパの記憶と記録が薄いのは寂しい
なので今年の夏休み旅行はパパもいっぱい撮るよ！
そして動画編集スキルが欲しい
旅の動画を上手にまとめてるYouTubeとか憧れる
旅行ごとに写真や動画をまとめて保存したい
なので今、filmoraを勉強中
PCに疎い私、とっても苦戦中
《世界を広げる》
ブログを書いたのもその一つ
交友関係がせまく、家族とばかり過ごしていた私
もし急に伴侶を失ったら、寂しくて、苦しくてきっと病んでしまう
これを機に、結婚・子育てで疎遠になってしまっている学生時代の友達に連絡をしようかな
年賀状の〝またそのうち会おうね〟の社交辞令を今度こそ実行しようかな
ブログを通じて色々な人ともつながれたら嬉しいです
《健康食》
実は私はかなりのケーマー（懸賞マニア）だ
懸賞のあれこれはまた後日として、懸賞してると加工肉（ハムやウィンナーとか）、冷凍食品、ジュース等のキャンペーンがたくさんある
体に良くは無いと思いながらもついつい大量買い＆応募をしていた
とは言え、これからも買うし応募はしたい
けれど大量買いはやめて、最低限の量だけにしようと思う
野菜多め、体に良い食材を意識して、健康レシピを増やしていくんだ
夫婦揃ってお酒好きで毎日晩酌してたのを戒め、週末のみとか特別な日だけにしていこう
その代わり飲む日は美味しいつまみを作って、おうち居酒屋するんだ
ここまで深刻そうなことを書いておきながら、実はまだわからない
そもそも癌じゃないかもしれないし、癌だとしても初期なんだと思う
そう思いたい
2024年5月 私の父親が以前よりPSA値が高いと指摘されていて、検査した結果、前立腺癌が発覚
幸い転移無しとのことだったけど、癌、、全摘手術、、、重い言葉が心にのしかかり、不安でいっぱいだった
少し泣いた
不安になってパパも検査したら？って言った
自覚症状ってほどでは無いけど、パパも頻尿だと感じたから
家だとあまり意識しなかったけど、一緒に出かける時、車に乗る時、〝ちょっとトイレ〟が多いことに気付く
けれど病的なほどでは無かったし、義母もトイレ近いから遺伝？年（43歳）？まぁそんなもんか程度に思っていた
ちょうどその1ヶ月後、6月に会社の健康診断のタイミングだったので、有料オプションの腫瘍マーカーをつけた
PSAが4以上なら10～20％、10以上なら70％近い前立腺がんの発見率があると言われる中、まさかの9.5
まだ癌と決まったわけじゃ無い
けどもう、ほぼ確実じゃない？涙
決まったわけでも無いのにたくさん泣いた
父の時よりもっと泣いて、目が腫れるまで泣いた
けれど私は運が良い
懸賞もわりと当たるし、人間関係にも恵まれている
日頃から〝運が良かった〟と思えることもたくさんある
大丈夫、私は運が良い
そもそも40代で前立腺癌の腫瘍マーカーしようと思ったのも父のことがあったからだし、そのタイミングで健康診断とか神がかっている
これで癌の早期発見して、
〝早期だから大丈夫ですよ。いやぁ、よく検査しましたね〟ってなったら私がパパの命の恩人とばかりに、一生恩を着せ続けようと思っている 笑
大丈夫、私は運が良い
数年前に事故った時（交差点で高齢ドライバーに一時停止無視で突っ込まれた）も車ごと吹っ飛ばされたけど、うまいこと電柱と標識の間をすり抜けて積み上がったコンテナに突っ込み（ジャッキーチェンか 笑）車は全損だったけど私は軽いムチウチ程度で済んで、保険もおりて車も新しくなったし
大丈夫、絶対大丈夫
なので私は夫の闘病ブログを書きたいのではなく、闘病をきっかけに、色々なことにチャレンジしようと思った決意を書きたいのです
テレビで芸能人の闘病を知った時
友達の親の訃報を聞いた時
自分たちの周りでもそのうち起こるんだよねと思ってた
けれど、どこか実感がなくて、死ぬなんて都市伝説でしょくらいな他人事な気持ちもどこかにあった
いつか終わりが来ると思っていたそのいつかが、割とすぐ側にあるのかもしれない
そしてその終わりは私の方が先かもしれない
そう考えた時に、ダラダラした毎日がもったいない
ゴロゴロしながら、たいしてハマってもいないスマホ漫画やスマホゲームをする休日を、もっと有意義に使おうと思った次第です
とりあえず、健康診断の結果を持って通院
まずはそこからです