うつにご馳走さま♪７　あくびしてますか♪

あくび　してますか？

長い期間、身体の緊張が続いていくと、

あくびも出なくなることがあります。

身体ってすごいな～と思うのですが、

ゆるんでいない時には、自然にゆるめられるようなことをしてくれます。

その１つがあくび☆

ふわぁ～っと大きく口を開けて息を吸い込み、緊張状態をつくり、

そして、ぶわぁ～っと息を吐くことで身体がゆるんでいく・・・・

つまりはじめに緊張させることで、ゆるみやすくなるのです。

良いあくび（？）になると涙まで出てきますので、

涙が出てきたら、しめしめと思ってください。

あくびって、身体にたまっていた空気はもちろん、

もっと他にいろいろと要らない

溜まったものも出てくる気がします。

整体では自分で無意識に身体を動かして

心身のバランスをとっていく

自動運動という、とても有効なセルフ･ケアがあります。

ここではこの自動運動について詳しく書くことができませんが、

つまり、無意識に行っている寝返りや貧乏揺すりを、

意図的に出していく方法です。

通常、この自動運動を行う前に

いくつか準備運動的なものがあります。

その中でまずはじめに行うのが、このあくびを出させる方法なのです。

そして、そのあくびを出させる準備運動のことを

「邪気呼出法」といい、これをあくびが出るまで行います。

すごい名前ですが、

おそらく、あくびとともに不要な気（邪気）も出てくるよ～♪

ということでこの名前がついたのでしょう。

やり方は、まずポイント探しから♪

みぞおちを触ってみてください。

左右の一番下のあばら骨の真ん中がみぞおちとなります。

多くの方は　へその方向に少し尖がった骨に触ります。

＊この剣状突起という骨が
　内側に巻いていて触れない人もいらしゃるのですが。

【正座もしくは椅子に座って行います】

１、だいたいこのみぞおちから人差し指３本分下（おへその方向に）
　　がこのポイントになります。

２、みぞおちに人差し指を当てて、すーっと下ろしていくと、
　　不思議ですが、なぜかこのポイントで指が止まります。

３、ポイントが見つかったところで正座をします。
　　両手の親指以外の４つの指をそろえて、
　　左右の４つの指の先の方の背を合わせます。

　＊椅子に座ってでも結構です。

４、そして、合わせている左右の中指を先ほどのポイントに当て、
　　＊親指以外の指もお腹にくっついた状態です。
　　
　　息を大きく吐きながら、中指同士でこのポイントを軽く押しつつ、
　　上半身を前に倒していきます。

５、息を吐ききって、上半身を倒しきったら、
　　そこで一度脱力（当てている指は当てたままで）。

６、そして、息を吸いながら、反り返るように上半身を戻してきます。

引き続き４～６の動きをあくびが出るまで行い、あくびが出ましたら

もう３回ほど４～６の動きを行って、邪気呼出法は終了となります。

このポイントは特に上半身が緊張していると硬くなる場処で、

うつの傾向のある方や、感情やエネルギーが溜まっている人は

４～６の動きをすると、はじめは痛いかもしれません。

でも、しばらくやってみると段々やわらかくなってきますので

よろしかったらお試しください。

＊くれぐれも強く押さないようにして下さいね。
　硬くなっている時は、強く押さなくても痛いですので^^；

ちなみにこのポイントの右側（肝臓付近）は

怒りが溜まっていたり、

いろいろな薬を常用していると硬くなってきますし、

左側は言うに言えないような感情や精神的なショックでも

硬くなる場処ですので、

硬くなっているか触ってみてください^^