山口の魅力ある列車たちを乗り尽くす! | バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

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自家用バスを使ってのボランティア活動を中心に紹介しています。
所有バス:リエッセ(路線系)平成12年式
ボランティア活動は地元での福祉団体の送迎のほか、被災地復興支援で主に東北方面へ出向いています。

山口県には楽しい列車がたくさん走っています。

 

その中でも楽しそうなのが
「SLやまぐち」(地図の黒線)
「○○のはなし」(地図の赤線)

 

SLやまぐちは現役SLの中でも元祖といえるものですが、今年客車が新しくなったということで魅力度がUPしています。
○○のはなしは山口の観光キャンペーンに合わせて登場したディーゼルカーで、凝った内装と景色のよい山陰線を走るのが魅力です。

この2列車に乗ってみたい、ということで指定券を購入しました。
頭の中には、
「SLやまぐちは午前中津和野へ向かう」
「○○のはなしは萩を午後出る」
ということは認識していたので、多分乗り継げるだろうと勝手に思い込んでいました。

 

しかし・・・
いざ切符を購入、時刻を見てみると
「SLやまぐち号 津和野12:59着」 
「○○のはなし  東萩  14:13発」

 

ってことは1時間14分で、津和野から東萩まで移動するということ。ん?意外に短い??

 

嫌な予感がしてきました。

 

この間を移動する手段としては、まず考えられるのは鉄道。
そのまま山口線を北上、益田で山陰線に乗り換えます。
しかし、地図を見ればわかるように、すごく遠回り。(緑色の線)


一応時刻表で確認。
最短で接続する益田方面は13:55発の特急しかありません。乗っても益田14:28着
全然だめじゃん!

 

次に考えられるのは、バス。
津和野と萩を結ぶ路線バスはあるようで、時刻表にも記載がありました。
調べてみると
津和野12:20発、間に合いません
次は14:55発・・・
これまだだめじゃん!

 

う~ん、困った・・・

 

しかし、バス路線はもうひとつ、山口駅と東萩駅を結ぶ路線もあるようです。
調べてみると、
SAの山口駅11:11着
バスは山口駅11:13発→東萩駅12:37着
接続2分しかないので、仮に乗り遅れても
山口駅11:52発→東萩駅13:16着でも十分間に合います。

 

と、いうことで一応繋がることがわかりました。
でも、これだとSLに乗れるのは新山口駅→山口駅、僅か2駅間・・・
山口駅から先が勾配あり、トンネルありの魅力ある区間なのに、その手前で下車というのは極力避けたい。
このルートは、一応候補としておくことにしました。

 

次に思いついたのは、「もし、レンタカーがあったら?」
マップで調べてみると、津和野駅と東萩駅までは50.6km、車での移動は1時間6分掛かるとの情報。
一応時間内にはおさまっていますが、余裕は僅か7分。
レンタカーは手続きの時間や給油の時間も考えなければならず、現実的には不可能かな?
こりもやっぱりだめじゃん。

 

やはり山口駅からバスなのかなぁ~

 

諦めかけた時、ふと気付いたことが。
津和野→萩のバスのルートです。
時刻表の地図欄を見ると、名草駅か三谷駅あたりまで鉄道線(山口線)に平行して走るように見えます。


そうなれば、途中の駅でSLを下りて乗り継げるかもしれません。

 

早速、防長バスのホームページを見てみましたが・・・
う~ん、よくわからない。
代表的なバス停しか時刻がわからないし、何より路線図がデフォルメされすぎていて、経路がさっぱりわかりません。
さらに検索を掛けてみたら・・・

 

ナビタイムに行きつきました。
なんと、ローカル路線バスも地図上にバス停が表示されるではありませんか!


これで、津和野→萩の路線バスの経路がわかりました。
三谷という駅まで、国道9号を走り、これが山口線とほぼ併走することがわかりました。
あとは、SLの停車駅とバスの時刻を並べて検討です。

 

ところが・・・
三谷駅はSLは通過ではありませんか。
その手前は長門峡ですが、ここはバスは通りません。
そこから先は、地福  12:17着→鍋倉12:36着→徳佐   12:42着→津和野 となっています。
一方、バスは、地福用路12:49発←鍋倉12:46発←徳佐駅入口12:42発←津和野 となっています。
徳佐は同時着発でアウト(駅とバス停は離れてますので)、
鍋倉は10分の接続でいけそうですが、遅れを考えるとちょっと危険か?
地福は32分あり、かつSLの地福発は12:31なので、SLを見送ったり、途中でSLの走りを見ることも出来そうです。

 

と、いうことで地福駅が絶妙なタイミングで接続することがわかりました。
駅前にバス停があるわけではありませんが、地図で見るかぎり徒歩10分程度。問題ないでしょう。

 

ということで、このような経路が出来上がりました。


なかなか巧妙絶妙な乗継だと思いませんか?(自画自賛(笑))
西村京太郎さん、何かトリックに使えませんかね??

 

SLも1時間以上堪能できますし、○○のはなしもフル乗車できます。
津和野まで行くことは叶いませんが、そこはよしとしましょう。

 

この経路で行くことを決め、当日を迎えたのでした。
さて、どんな道中になったのか?
それは次回のブログにて。