本当にわかるとは「身体でわかる」ということ | 人が持つコミュニケーションの力を磨く・鍛える・呼び覚ますーコミュニケーション・ワークス公式ブログー

 

 

 

 

 

 

その日、クライアントさんのお話を聞いていて、
そのお話を一言で言うと、



「旦那さんが、身体のきつさをわかってくれない」。



この方は今、
人生最大のクリエティブな仕事に向かおうとしていらっしゃるときで、
それは自身の身体を整えることと完全、ガチ、イコールになっている状況の方なのです。





で、ふと思い出したんですが。
少し前に、「認知症を体験できる」装置がある、ということを
テレビでやっていたのです。
アメリカでしたか。




 ●視界が極端に狭まったメガネ。
 ●よく聞こえない(もしくは幻聴が聞こえる)ヘッドセット
 ●手袋をして、普段よりずっと鈍くなった手先の感覚




(だったかな?ちょっとうろ覚えなんですが)
と言ったものを装着し、健康な成人男女が日常生活をする。




日常生活と言っても、ちょっとしたことです。
タンスから服を出す、とか。
で、被験者たちの様子がどうだったかというと。




イライラしたり、
タンスを引っ掻き回しながら、思うようにならない身体に
「なんなのよこれ!」と怒ったり、
中には、情緒不安定になって泣き出す人も。







それをみていて、思ったのです。
ああ、老いるとはこういうことなのだな、と。




昨日できていたことが今日はできなくなる。
意識と乖離して動かなくなっていく身体。
あちこちの痛さが日常になっていく。




それは、不便、と言うことを通り越して、
不安な瞬間も多いことでしょう。
心細くもなったりするでしょう。



お年寄りは身体がそこまで早く動かないから、
体力も筋力も落ちてくるから。





そんなことはわかっています。
みんな知っているわけですが。

 

 

歩調をあわせていくら歩いたとしても、

(あの時、この時を思い出しつつ)

本当にその状態はわかっていなかったのだなと。

 

 

 

 

本当にわかる、ということは、
自身の身体感覚で、肌感覚でわかる、ということなのだ、と

しみじみ思いました。







そして、
本当にわかる、と言うことが
「身体でわかる」
ということである以上、

わたしたちは、本当の意味で、

その人のことをわかることは出来ない。
本当には、相手のことを理解することは出来ない。




そのことを謙虚に知っておくことが大切です。




お年寄りや、妊婦さんと言った、身体のことだけでなく、
育った環境、地域の違い、文化や風習の違い…
すべてにおいて、
これは当てはまります。







そしてだからこそ、
わたしたちには「想像力」というものが備わっている。
そして、言葉というものが備わっている。




コミュニケーションと想像力。
その二つを駆使して、
埋まることのない溝を埋める努力をする。


埋まることは永遠にない、ということを
ちゃんとわかって。
その上で、努力する。






この、
「決して埋まらない、ということをわかって」
というところがキモだな、
と思うことです。



(ミスコミュニケーションの最大の原因の一つは
「相手も自分と同じように見て聞いて感じているだろう」
という無意識の思い込み&期待なのです)












*  *  *

日本人がジョブズの真似をして
「なんだか怪しいプレゼン」になる理由の一つは、
そもそも、欧米人と日本人の「身体」が違うから。

骨格も、身体に刻まれたリズムも、全部違う。
形だけを真似ても、本当に「猿真似」になってしまう。



外からのプレゼンスキルも大切にしつつ、
日本の伝統文化と日本人の身体性を軸に
「コミュニケーション力」ことに「プレゼン力」を磨くセミナーです。

日本人の身に沿った、あなたの身に沿った自然な「存在感(プレゼンス)」。
それは、もともとわたしたちの中にしっかり備わっています。



「相手はあなたの言葉の通りになるのではない。身体の通りになるのだ
ー他者に影響を与えるニッポンのリーダーが知っておくべき
コミュニケーションのための身体と声の基礎知識ー

https://peraichi.com/landing_pages/view/nippon-jin

 

 

 

(先輩たちの美しい笑顔!)

 

 

中村公子(こうこ)さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります