美術館にて旅を「観る」

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暑い日には、涼しく落ち着いた雰囲気のカフェで過ごすのも良いもので、それぞれの店独自の「夏限定メニュー」なども楽しめます。

さらに気分だけでも「避暑地」を味わおうと、西新宿の損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の「安野光雅・ヨーロッパ周遊旅行」展に行ってまいりました。

「旅の絵本」がお気に入りですので、そのスケッチ原画であるヨーロッパの風景画が作者の心情とともに鑑賞できる貴重な期間です。

スケッチする場所というのは、「ここだ!」とピンときたら迷わず描くのが良いとのことで、安野さんに選び取られた風景は、自然がメインでであったり建築物がメインであったりとさまざまです。

しかしどのスケッチを見ても、その場所に行き着くまでの旅の過程と、その場所から伸びる道の先を見てみたいという気持ちが湧いてきます。

また、「風景」の中には人物も非常に多く描かれており、その場所で暮らしたりその場所に訪れたりする人々がいてこそ「風景」が成り立っていうのだということもよくわかります。

特に、安野さんも旅先ではできるだけ美術館に訪れるようにしており、そこで観た作品は単なる風景などよりも忘れにくいものだと感じているのだそうで、やはりそれぞれの作者があえて「作品」として残したいと考えるものは、観る人にも大きな影響を与えるものなのだろうと確信した次第です。

これからも、機会があれば美術館に行き、さまざまな展示作品を観ることで、知らなかった世界に出会いたいものだと思います。


安野光雅「旅の絵本」