今回は、「モテたければ、モテを目指すな」をテーマにお話しします。
友人に恋活・婚活事業をしている方がいます。 ちょくちょく話題になるのが、「どうしたら男性はモテるようになるのか」です。私はモテるようになるには、「モテる」を目指すのではなく、「口説ける」を目指すべきだと言っています。そもそも、「モテたい」という考えは、情けないほどの逃げ腰です。「自分は女性を口説く努力をしたくない。向こうから言い寄ってきてほしい」と言っているのです。そんな根性だからモテないのです。

それに、仮にモテるようになったとしても、それが果たしてハッピーなのかどうかと言えば微妙です。「モテる」は、必ずしも自分が好きな女性から言い寄られるとは限らないからです。全然興味のない女性からも言い寄られたりするわけです。それよりは、自分が好きな女性をピンポイントで口説けるようになったほうが、好きな人と付き合える確率はずっと高いです。

口説けるようになるには、最低限の身だしなみとコミュニケーション能力、そして何よりも自分への自信です。特に自信は重要です。自信がある人とない人とでは、言葉、行動、態度から出るオーラが違ってきます。自信に溢れている男性は、女性から見ても魅力的に映ります。そして、結果的にそういう男性がモテるのです。「彼女が欲しくて、モテるためにいろいろ勉強や実践をしたけれど、未だ彼女ができない」という男性は、自信が欠落しているのです。自信があったら、モテますし、いや仮にモテなかったとしても、口説いているので彼女はできています。

あなたの周りでもいませんか?
いい奴なのに彼女がいない男性、性格悪いのに彼女がいる男性。この差は、自信なのです。自信があれば、口説けるし、モテるのです。だから、彼女に困らないのです。ですから私は、「モテる」を目指すより、「口説ける」を目指したほうが結果的にモテるようになると言っているのです。

これをビジネスで例えてみましょう。モテるはマーケティングです。口説くはセールスです。マーケティングの肝は、お客さんを多く集めることにあります。セールスの肝は、狙ったお客さんを高い確率で成約することにあります。

ビジネスは、セールスよりマーケティングのほうが重要です。たくさんのお客さんを集めても困ることはほとんどないからです。しかし、こと恋愛においては逆です。なぜなら、たくさんの異性と同時に付き合うことができないからです。もしそれをしたら、後々問題になる可能性が高いですよね。

恋愛はビジネスと違って、幾人と同時に付き合えるわけではなく、「一名限り」の条件下です。そのような条件下であれば、ピンポイントで女性を狙えるようになったほうがいいでしょう。来る者拒まずで、一週間で彼女が入れ替わるほど回転率が高ければ、いくらモテても問題はないのかもしれませんが。

今回は、モテるにはどうしたらいいのか、の話から、恋愛とビジネスをアナロジーしてみました。

 

 

 

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