戦国武将 黒田官兵衛が湯治した『有馬温泉』 | 戦国武将絵巻

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戦国時代の興味深いお話をしていきたいと思います。


みなさんこんにちは。

現在、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』が放送されていますね。


本日は、

黒田官兵衛が湯治したという

『有馬温泉』についてお話したいと思います。


官兵衛のゆかりの地、兵庫県にある『有馬温泉』。
大阪から約1時間、神戸・三宮からなら約30分ほどでアクセス可能ながらも、
「関西の奥座敷」と呼ばれ、山深く、温泉街の情緒にあふれています。

有馬温泉の開湯は神話の時代にさかのぼり、
日本三古湯のひとつにも数えられています。
この温泉、官兵衛の人生のターニングポイントとも言えるタイミングで登場しています。

姫路城主の長男として生まれた官兵衛は小寺政職(まさもと)に仕えており、
その小寺氏は当初、官兵衛の助言を入れて、織田方につこうとしていました。

しかし、織田方の有力武将のひとり荒木村重が信長を裏切ったことで、
織田方不利と見た小寺氏は寝返りをはかり、
かねて織田びいきであった官兵衛を、荒木村重の手にゆだねてしまいました。

罠にはまった官兵衛は1年以上も有岡城(兵庫県伊丹市)の牢に幽閉されることになります。
出獄後、官兵衛は小寺氏と縁を切り、信頼を寄せていた羽柴(豊臣)秀吉の軍師となります。
そして「軍師官兵衛」として活躍します。
この後、1年間の幽閉で病んだ体を癒すために官兵衛訪れたのが有馬温泉です。

ところで、有馬の湯はどんなお湯なのでしょうか。
官兵衛が息子の長政に病状を語った書状の中で、
1週間で
「湯へ十一度入り申し候、弥(いよいよ)快気に候」
と温泉の効能をつづっています。
1週間に11回、一日に何度も入った日もあるのでしょう。
官兵衛がそれほどまでに愛したということは、
効能の方も期待できそうです。

ちなみに有馬温泉には、塩分と鉄分を多く含んだ茶褐色の“金泉”、
ラジウムや炭酸を多く含んだ無色透明の“銀泉”という見た目の異なる源泉があります。
温泉街には日帰り入浴施設の「金の湯」、
「銀の湯」の2軒があり、それぞれ金泉、銀泉が楽しめます。


【有馬温泉観光協会公式サイト】
http://www.arima-onsen.com/

黒田官兵衛携帯ストラップ
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