皆の者ありがとさん。

大ふへん者前田慶次じゃ!



我が日記帳開き大義。
此度も儂の為に刻を割いてくれたのだな。
ありがとさん。





礼を申す
そんな日であろう。





今日が平成最後の日だとか。
元号が変わるのは我等の時代
まぁ、珍しいものでもない。
乱世であったが為
権力者がコロコロ変わる。
そんな時代じゃからな。





じゃが
現世は違う。
平成は三十年と少しつまり
丸三十一年とはならなんだが
約三十年の歩みがあった。






その中で日ノ本は色んなことがあった。







そして。
最も大きな出来事と申せば
我等名古屋おもてなし武将隊が
現世に蘇った事ではなかろうか?



二〇〇九年十一月三日
天守下、我等は結成された。





始まりは
何を術きか。
現世の生き方とは
必要とされるとは




模索する日々。







そこで終いとならなんだが我等。





演武を作り上げ
数多の戦さ場を駆け抜け
多くの変革があった。






結果
全国に武将隊が広がった。






儂が申すのはちと変やもしれぬが














武将隊文化があるのは
名古屋おもてなし武将隊が
懸命に戦ったから今があるのだ。







其れを忘れて欲しくない。
我が魂はこの先も必ず
名古屋の為走る。
其れは昔も今も変わらぬ。










皆。
お主はどうじゃ?





武将隊を知り人生が豊かになったか?








儂は平成の十年無いし
今となっては約五年しか生きておらぬが
濃密な時間であった。





多くの者と出会った。
写真を撮った。
拍手を交わした。
挨拶を交わした。



幾たびも槍を振るい
演武を披露した。
日記帳も何度も何度も想いを込めて
認めた。




多くの戦友も出来た。
四百年前では出会う事無かった武士達と
日ノ本の為に。
現世の武士達とも出会った。
名古屋の芸どころ発信が為
小町はアイドルとも手を取り合った。




全国にも世界にも飛び回った。






舞台という戦さ場にも何度も立った
絆という心の結びを知り





時に塵を拾うたりして






四百年前では考えられなんだ。







昔はな 着替えさせてもらったりしたが
一人で着替えて
縫物もやって
色んな事が初めてで






何故儂がこんなことせなばならん!?
と口にする事もあったが







現世も面白いものよ。
悪くない。





四〇〇歳を過ぎたじじいが
何処まで行けるか。



見ものじゃろ?






笑いたい奴は笑え
馬鹿にする奴は馬鹿にせぇ






いいか
儂はな。





名古屋の為にこの先も永劫走る。












主等此処がどこか知っておるか?















日ノ本の国平成の世の合戦場よ。






あ。
これから変わるのか。
ワッハハハハハハ






どんな時代になろうと
此の現世に名古屋おもてなし武将隊在りと。
名古屋の為、日ノ本の為
我等は戦い続ける。






平成のお陰で我等は蘇れた感謝する。






主等に会えて良かった。




令和も派手にいくぞーーー!






いいか。
前田慶次様は令和の世も男前田じゃからなー!
黙って儂に付いて来いやーー!




平成ありがとさん
令和よ、覚悟せよ!!



以上
前田慶次郎利益