ひっひひ。
皆の衆達者か?
はっはは。
名古屋城検定 戦伝大使前田慶次じゃ!
葉月二十日。
日中は変わらず暑いが、夜はちぃとましか?
ふへへへ。
皆々儂は不老不死になったぞ。
ふははは。
四百七十四歳の時点で不老不死と思うた者…
其れは気にするな!
名古屋城の素晴らしさを伝えるが我の任。
ある時此の慶次
見つけてしまったのだ。
秦の始皇帝も探し求めたと言われる
不老不死の秘薬。
始皇帝が求めた先は此の日ノ本。
紀伊国等では其の伝説が残っておるそうだ。
さぁ。其の秘薬とは
天台烏薬(てんだいうやく)と申す。
名古屋城
二ノ丸東庭園、北御庭は緊急時における藩主の退避所をかねており観賞用植えものの他、薬用も植えておる。
其処らを探すとだな。
権現山の南。
石橋付近にこの天台烏薬が御座る!
幕府より下賜ったそうじゃ!
何故烏薬なのかと申すと。
花は黄色いが果実が烏の様に黒いことから。
天台は明の国から名付けられた。
名古屋城に存在する不老不死伝説。
以上
名古屋おもてなし武将隊
天下御免ノ傾奇者 前田慶次郎利益