無念無相の打 己が仕掛けた間には一拍子の打ち 敵が仕掛けた間には二の腰の打ち 同時に仕掛けた間には無念無相の打ち 極め剣の間合いでは 気は同調し、同時の間になりやすい。 この間にはもはや駆け引きは通じず そこには無念無相しかない。 考えずとも自然に体が動く。 自然に任せる心の完成度が必要である。 ここでも千日の鍛、万日の錬が礎となり 水の如く間に流れ入る無念無相の境地がある。