今、ウクライナからの難民が日本に押し寄せていますが、逆に私は日本に居られなくなってブルガリアに年金難民となって移住したものです。

ウクライナはブルガリアと同じく物価の安い貧乏な国です。

それが日本のような物価の高い国に来て生活するのは容易な事ではありません。

日本は日本人が働いて生活していくのも難しい国なのです。

まして歳を取ったら年金の受給額の問題が有ります。

もともと、私は母親の残した東京の杉並区の1Kのマンションに住んでいました。

このマンションは母親が中古物件で1,600万円で買ったもので、築40年のボロ物件ですが、駅前の好立地なので半額の800万円で転売出来たのでブルガリアに引っ越ししたのです。

そしてソフィアに来て初めて借りたのが、このアパートです。

家賃は月、500レヴァ(3万円)でした。

一般のブルガリア人は、もっと安い家賃の共産団地に住んでいるそうです。

私は日本の国民年金(月6万円)では、日本で生活出来ない年金難民です。

日本に居たら、借金奴隷のように死ぬまで働かなければなりません。

ブルガリアなら少ない年金でも生活出来ます。

ブルガリア人の年金は、もっと少ない月、100ユーロ(12,000円)だからです。

ブルガリア人の老後は、もっと悲惨だそうです。

ブルガリア移住は今から20年前から考えていました。

国民年金は満額まで払っても月、6万円しかもらえないのです。

厚生年金が有る会社で働いていなければ老後、日本には居られません。

移住するには、まずビザの問題が有ります。

リタイアメント・ビザを発給している国は限られます。

究極的には永住ビザを取れば安泰です。

永住権を取れる国も限られます。

それまで移住の方法を研究していました。

ブルガリアなら不動産も買えます。

そして遂に年金がもらえる歳になって移住を決行したのです。

アパートは、まず賃貸から始めなければなりません。

そして最後は住宅を買う段階です。

こうして、私はブルガリアに移住しました。

ソフィアは日本の地方都市のようで東京から見れば、田舎です。
人も少なくストレスも全然、有りません。
自然が一杯のソフィアは充分に田舎なのです。
スーパーも、病院も、日本大使館も、近くに有り、通訳も居ます。
わざわざ不便な地方に行たがる者の気が知れません。

 

私は独身貴族なのでソフィアの高級住宅地に住んでいます。

この辺は新しいビルがバンバン建築中でマンション銀座のような所です。

古い共産団地だけがアパートではないのです。

新興住宅地では、新築アパルタメントの建設ラッシュです。

13万レヴァで買った新築マンションのベランダからの眺め。

下に一軒家が二軒あり、薪ストーブの煙が上がって来て煙くてタマリません。煙突が見える。

ブルガリアは未だに暖房に薪ストーブを使っているのです。

この所、ガス・電気代が値上げしているので薪ストーブが復活したのです。物価が安かったブルガリアも、最近ガンガン物価が上がって来ています。

ロシアから天然ガスの供給を断たれたブルガリアは、ガス代が2倍に値上げになって窮地に追い込まれています。