本日10月25日、今年の海苔の種付け日でした。
有明海の場合、海苔は毎年漁期が始まってから種付け日が決められます。
その日に一斉に種付けを行います。

 

 

 

種付け前日、海苔のたねとなる胞子がたくさん詰まった牡蠣殻を海苔網に取り付けたビニール袋に入れていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして全ての海苔網に牡蠣殻を入れ終えたら、船に積み込みます。

摘み終えたのはもう19時過ぎていました。

 

 

 

 

 

 

そして翌朝、夜明け前から出港です。

全ての海苔網を漁場に張り終えたのは9時くらいでした。

今年も無事に種付けを終えてほっとしました。
 

 

 

 

 

 

これは、干潮前後の様子。

潮が引き、海苔網が宙吊りになり取り付けたビニール袋がぶら下がっています。

 

 

 


 

 

 

干潮頃に帰港しました。

種付けは終わりましたが、ちゃんとたね(胞子)が付くとは限りません。
毎日海苔網の網糸を切ってきて、顕微鏡を見ながら海苔のたねの付き具合をチェックします。

無事たねが付いていれば、ビニール袋と牡蠣殻を撤去します。

それまで気を抜けません。
無事にたねが付けば、およそ1か月後に初収穫です。